2014-2015の年末年始はリオデジャネイロのファベーラで迎えてきた。日本からブラジルまでは行きは2日がかり、帰りは3日がかり。

リオデジャネイロに着いたときには、あまりの遠さに疲労困憊だったのだけど、毎日夜中まで出歩くうちに街の感覚がつかめてきて馴染んでくる感じが楽しかった。

そう、リオデジャネイロは音楽とナイトライフの街なのである。

ラパ地区

高校生のときから聴いてきたボサノヴァが産まれた街にきて、さらにヴィニシウス・ヂ・モライスの名前を冠したライブハウスで聴いたボサノヴァは感動すら通り越してなんだか不思議な気分だった。

僕が産まれる前からこの街ではこの音楽が生き続けていたなんて。

クラウディア・テレス(Cláudia Telles)のライブ
Beco das Garrafasで聴いたLiz Rosa
ヴィニシウスで出会ったダンディなおじさん、この方に色々おしえてもらった

そして、Beco das Garrafas(ベコ・ダス・ガハーファス)で聴いたライブの迫力。ここで聴いたLiz Rosaの曲がよかったなあと思ってホテルの部屋に戻って少し調べてみると楽曲がオンラインで買えてしまうという時代にもびっくりしたけれど、音楽は言葉や世界を軽々と越えていくな。

ボサノヴァに関連する聖地といえば「イパネマの娘(Garota de Ipanema)」レストラン。

水着を着た女の子が通りを歩いていたりすると、本当にイパネマの娘って感じだよなと思ったりした。

リオ セナリウムで出会った店員さん

食事については、大味なものが多くて取り立ててすごいというものはなかったのだけど、ガレットサットで食べたひな鳥のガレットはブラジルならではの料理。

そして、ファベーラのなかにあるbar do davidとベランダ バーはこの街に来たからには行ってみてほしいところ。

ベランダ・バー
Bar do davidはシャペウ・マンゲイラの有名レストラン

旅の最後に行った Lanches Escolで飲んだビールも抜群に美味しかったなあ。

逆に、これは東京でもいいよなって思ったのはシュラスコ。美味しいんだけど、日本で食べても充分に楽しめるものだと思う。

食後にはアサイーを食べてさっぱりするというのもオススメ。

観光的な要素でいうと、この街の風景は「リオデジャネイロ:山と海との間のカリオカの景観群」として登録されていて、キリストの像があるコルコヴァードの丘、特徴的な岩山のポン・ヂ・アスーカルコパカバーナビーチあたりは定番の場所だと思うけれど、それ以外にも美しい場所はたくさんある。

なかでも厳選するとなると、サンタテレーザの丘に向かってのびているエスカダリア ド セラロンと、リオデジャネイロと湾を挟んで対岸にあるニテロイ美術館は外せない。また、バビロニアのファベーラの風景もリオデジャネイロならではなの風景だと思う。

エスカダリア ド セラロン
ニテロイ美術館
宿のあるバビロニアは最も治安のいいファベーラのひとつ

年末年始にリオデジャネイロの街を旅するのがおすすめなのはカウントダウンのイベントの迫力。

コパカバーナビーチには200万もの人が集まってライブを楽しんだりカウントダウンの花火に圧倒されることになる。僕はバビロニアのファベーラで2015年を迎えたのだけど、自分が住んでいるところと地球の反対側にあるこの下町で新年を過ごしたこの不思議さを忘れることはないだろう。

コパカバーナのカウントダウン、これも手持ちで撮影

たった1週間くらいの滞在でなかなか来られるところではないが、リオデジャネイロへの旅はとても印象に残るものになった。

この旅の記録:年末年始、真夏のリオデジャネイロ旅


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