はじめてこのビーチについたとき「ついにやって来たー」っていう感慨と、時差ボケの眠さとの戦いだった。
コパカバーナの海岸は4キロに渡って続いていて、東端はレメ・ビーチといわれている。
なんとここも世界遺産「リオデジャネイロ:山と海との間のカリオカの景観群」に含まれているらしい。
海岸線沿いにはアトランティカ通りが続いていて、通りの向こうにはカフェとかクラブとかホテルが建ち並んでいる。歩道は白と黒で波のようなモザイクタイルが敷かれていて、この模様はイパネマビーチでは異なるデザインになっているので見比べてみるのがおすすめ。
アトランティカ通りとビーチの間はサイクリングやランニングのための道路が整備されていて、朝から走っている人も多い。
ガイドブックなどでは朝晩のランニングは危険という記載もあったが、年末年始などの夏場のハイシーズンであれば、とにかく人が多いので治安について心配な感じはまったくなかった。
冬場だとビーチに人もいないらしいので状況も違うのかもしれないが。
ビーチはちょっとびっくりするくらい広大な砂浜が広がっていて、ホースで少しずつ水を出す道筋をつけてくれていなかったら歩くのも大変だったかもしれない。
昼間は湘南のように混雑していて、日本の海外で問題になっている音楽がかかる状況をはるかに超える音量でサンバとか音楽がかかっている。まあ、わびさびとかないような国だし、こういうのがいいって思える。
でもこのビーチでもっとも好きだったのは夕方。
祭りの終わりみたいにチルアウトした雰囲気で、少し涼しく感じるようになった風を受けながら、砂浜に残った余熱を感じて座っていたりするのが好き。
この街の夕暮れは本当に美しくて、19時過ぎからちょっとずつ傾いていく太陽を眺めたりしていると、時間を忘れてしまう。
そして、ようやく落ち着いてきた砂浜では仕事終わりのような人がちょっと休憩していたり、家族連れがピクニックみたいなことをしていたりして、圧倒的な激しさがある昼間とは違った雰囲気。
まわりが紫色に染まっていく時間がすごく美しかったなと印象に残っているし、こんな美しい風景を毎日ように見ていれば、あんなにも感傷的で美しい音楽ができるのもわかるきがする。すごく素敵な時間を過ごせるビーチだと思う。
ところで、年末年始のカウントダウンイベントではここに200万人が集まるのだが、それはもうすごい状況だった。その時の話はまた別の機会にということで。
コパカバーナ ビーチ (Copacabana, Rio de Janeiro)
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