2018年1月は台南と台北を旅してきた。その前に訪れた9月の台南は残暑どころではない酷暑だったのだが、そこから4ヶ月後の台湾は寒くて雨が多く、湿気を通して寒さがよりしみる冬だった。なんと季節の移り変わりがはやいのか。
今回の旅は成田からタイガーエアを使って、高雄に入り台南に滞在。そこから新幹線で台北に移動して台北を旅して、台北から成田に帰るコース。最近はレガシーキャリアもそうだけど、LCCだとより自由に片道発券のメリットが大きいなと思った。
高雄での入国審査はそれほど混むことがなく、悪名高い桃園空港の長蛇の入国審査の行列に並ぶことがないのはありがたい。さらに、台北から成田に向かう飛行機は13:30に出発することもあり、早朝に空港へ移動する必要がなく、ゆっくりと台北の街で朝食を食べてから移動できるのも旅がより充実した感じになる。
台南では一階がカフェになっている來了 Lai Leに滞在。米街の通りにあって僕が好きなTCRCや、鳳冰果舖にも近いのが便利なところだ。おしゃれなインテリアも居心地よくいいプチホテルだと思う。
台南では今回もあれこれ食べ歩きしたし、飲み歩いた。台南に到着した夜にいったTCRCで味わった台南スタイルのカクテルも斬新で楽しかったし、畢氏酒精 Pista Alcoholで飲んだクラフトビールも絶品だったなあ。台南でもクラフトビールが楽しめるようになるなんて!って感動した。
六千牛肉湯は冬場は空いていて並ぶことなく入れるというのが新しい発見だったし、その近くにある無名鹹粥のお粥や下大道米米糕といった小さい小吃のお店もまた魅力的なところが多く新しい発見があった。
安平にある名店の周氏蝦捲や同記安平豆花が台南の街中、新光三越の向かい側にある南方公園に出店しているのもびっくりしたし、そのままお店に行ってしまった。ひさびさに周氏蝦捲を食べたけれど、ここはやはり台南でもトップクラスに美味しい。安平まで行かなくても食べられるというのはありがたい。
神農街でみつけた「でぶ猫カフェ」な肥猫故事館はちょっと近所にあったら通ってしまうんじゃないかというよさだったなあ。奉茶來恁兜で中国茶を楽しんだあと、たまたま台南を同じ時期に旅していた友人と集合して前から気になっていた阿霞飯店へいけたのもよかった。ここはひとり旅だとなかなか行く機会ないしな。蟹のおこわは絶品でした。
国鉄台南駅から新幹線の台南駅までは鉄道で移動した。旅情あふれる国鉄台南駅も数年後には地下化される予定で、そうなると便利ではあるけれど、ホームで列車を待ちながら眺める台南の風景はだいぶ違ったものになるんだなってちょっと寂しさもある。
新幹線で台北まで移動して、宿泊したのは今回も大安森林公園の前にある丹迪旅店 Dandy Hotel。公園を一望できるロケーションは最高に気持ちがいいし、地下鉄駅から歩いてすぐというのもすごく便利。そこそこおしゃれで、すごく清潔。利便性がよくて割安ということであれば、いまのところ他のホテルを選ぶ明確な理由がみつからない。
ひさびさの台北ではなにをしようか考えたのだが、移転したという話しの啜飲室でクラフトビールを飲もうとしたら101近くのお店も西門のお店も臨時休業していて行けず、これは次回に持ち越し。かわりに見つけた西門の酒肆西門 Ximen Beer Barは思いのほか快適で長居してしまった。そして、本当にひさびさに行った鼎泰豊もすごい美味しくて、いまままで軽んじていて悪かったと謝りたいくらいだ。台北グルメの最高峰は一周回って鼎泰豊にもどってきた感じする。
迪化街の散歩も楽しくて蘑菇 Boodayのバッグ専門店で買いものしたり、臻味茶苑という中国茶の専門店で試飲して中国茶を買い求めたり。お土産にはプレステージオークラに入っているThe Nineのヌガーとパイナップルケーキ。パッケージがかわいく、誰にどのデザインをあげるか悩んでしまうくらいだ。
台北グルメといえば味家魯肉飯は美味しかったし、台北の朝食を阜杭豆漿で締めくくりできたのは幸せというほかないな。いま思い返しても寒くてどんよりした台湾なんていうのがあるのかって思ってしまうくらい天気には恵まれなかったけれど、美味しいもの食べたり買いものしたりというのは充実した旅だった。つぎはいつ台湾来ようかなあ。
この旅の記録:冬の台南と台北旅。(2018年1月)
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