2014年のゴールデンウィークは昨年に続いての台湾旅行。今回は、台南と台中も行ってみて盛りだくさんの旅となった。
台湾へのフライトはいつものごとくスクートを利用。
間際になってのフライト変更などがあったりして急遽予定変更をしなければならなくなったりと、LCCの弱点をもろに受けてしまった。
最近は台北線に関しては他のエアラインもだいぶお得感が出てきているので、スクートにこだわるメリットもなくなってきてしまったなというところ(たぶん次は使わない)。
桃園空港では時間があったので、携帯のSIMを購入して現地通信を確保することにした。
5日間利用してもデータ通信し放題で1,000円しないくらいというのは海外Wi-fiレンタルと比較してもお得感がある。SIMカードは返却の必要もないし、年に数回でも海外旅行する人はSIMフリーの携帯もつ価値あるんじゃないかと思う。
桃園空港から台北市内までは、リムジンバスを利用。タクシーと比べても割安感あるし台北駅近くに行くのであれば便利。
今回はとりあえずのトランジットなので、台北駅近くの新驛旅店(CityInn Hotel)に宿泊した。
西門まで徒歩圏だったりと立地は便利だけど、なにしろ狭いので長期滞在には不向きだな・・と思いつつチェックアウト。
朝イチで台北駅に向かい(なにせホテルの目の前なので便利)そして、向かったのは台湾高鉄にのって台南へ。
ちょっとした新幹線旅なのだが、駅でお弁当を買ったりしているとテンションもあがるというもの。
台南で泊まったのは前回と同様に正興咖啡館(Zhengxing Cafe)。
もしかしたら、台南にはもっといいところもあるのかもしれれないけれど、ここのベランダから眺める夕陽だったり、猫がうろついているところなんていうのはなんだかもうよく分からないけれどしんみりしちゃいつつ楽しい体験。
台南でかかせないのはなんといっても帆布バッグ屋さん巡り。
僕にとっての定番である永盛帆布行、お土産物探したりするのにうってつけな合成帆布行に加えて、La yoo來喔というショップにも行ってみた。
La yoo來喔はデザイン的に凝っているので、ちょっとお値段張るのだが結構かわいいデザインが多くて気になるところ。
今回の台南旅では前から気になっていた正興咖啡館の近くにある蜷尾家甘味處と泰成水果行に行くことができたのだが、どちらもすごい美味しくて前に来たときに頑張って並んででも食べておけばよかった・・と後悔したくらいいいところだった。
カフェ巡りっていうところでは、ラオスのコーヒーを扱っている寮國咖啡、台南の象徴的な存在の窄門咖啡の狭い入口と開放的な店内、そしてインテリアが印象に残った。
夜に行った神農街の太古101のモヒートも忘れられない。台北にぜんぜん負けないくらい魅力的なところがたくさんあった。
翌日に巡った台南郊外の安平老街も美しく古い街並みが残っていてフォトジェニックで散歩していて楽しかった。 ずっと前に北京で散歩していた胡同とか沖縄の裏通りを思い出した。
あとは安平まで来たらランチに食べた周氏蝦捲老店のシーフードも外せない。今回の台南旅行もまた充実していて、なんかこう理由はうまく説明できないが台湾のなかでもっとも印象に残る街だなあ・・って思う。
台中までは高速鉄道で移動。
台南からでもちょっとぼけっとしていたらあっという間についてしまう。
台中は高速鉄道の車窓から見る限りにおいては山並みの手前に高層ビルが建ち並んでいてどんよりと窮屈そうな街というイメージだったのだが、街中に入ってみると全然そんなことはなくて緑の多い大通りとのんびりとした下町の両方があわさっていた小都市だった。
外から眺めただけじゃ全然わからないがいいところ。
ここには彩虹眷村が目当てでやってきたのだけど、ちょうど日曜日にやってきたせいか、観光バスが何台も乗り付けていてものすごい大賑わい。
ひなびた古い建物に描かれた強烈なアートを体験するというより、強烈な大騒ぎの中で鮮烈なアートを体験するという感じ。大騒ぎかすごいアートかどっちかだけでいいんだよね・・と思ってしまった。
そこから国鉄台中駅の近く、街の中心街にある宮原眼科へと向かう。
バスルートがわからなかったのでタクシーを使ったのだが結構遠かった。。
宮原眼科は店名とは異なりスイーツの名店であるとともに旧日本領時代に建てられた古い建物が特徴のお店で、建築とアイスクリームを楽しむのであれば店外にあるショップにならぶよりお店の二階にあるレストランに入ってしまった方が断然おすすめ。
だいたい混まないし、トイレもきれいだし、そして建物のデザインを堪能できる。
台中でのホテルは文華道會館という少し中心地から離れたところに泊まったのだけど、ここは学生街で夜市も近く夜でも賑わっていて楽しかった。
夜市はとくに好きなわけじゃないのだが、ここの逢甲夜市はのんびりしていてなんだか歩いていて楽しい。
食事については、田樂というカフェで食べたハンバーガーは絶品なので台中まで来たら是非とも食べ行ってみてもらいたいところ。
日本人が来そうにない感じではあるけれど、日本語メニューがあって店内でカジヒデキがかかっているのもなんだか楽しい。
そして台中といえば春水堂なのだが、僕としてはその系列である秋山堂で本格的な中国茶を楽しんでみるというのもいいんじゃないかって思う。
手頃な価格でかなりちゃんとした中国茶のスタイルとおいしいお茶が楽しめるので、ゆっくりと時間をとって過ごしてみてもらいたい。
京都の一保堂に併設されている喫茶室の嘉木がさらに洗練された感じといったところかなあ。 台中ははじめてきたのだけど、台北からも高速鉄道を使えば日帰りできるところにあるし、台北とは違ったのんびりした時間が流れている台中もおすすめだと思う。
すっかりはまってしまった台湾旅。
日本からこんな近くて、こんな面白いのであればもっと早くから来ていればよかった・・と思ってしまう。
台北で泊まったのは大安にある丹迪旅店(Dandy Hotel)。 台北MRTの新しい路線の駅からあるいて30秒くらいのところにある新しいホテルですごい便利だった。
そして大安森林公園に面した部屋の窓からは公園が見渡せてすごい気持ちがいい。
台北のホテルといえば寝るだけって感じだが、大安の丹迪旅店に関しては朝食もおいしいし、のんびりと朝を過ごしてから出かけるというのもありだと思う。
台北ではひさびさにCafe Junkiesで朝のコーヒーを楽しめたのがよかったなあ。台北のカフェってあちこちに行っているけれど、やはりここが一番好きだ。 オリジナルマグが売り切れていたのが残念過ぎるけれど、次に来る理由が出来たと思っておくことにする。
あとはカフェといえばDazzling Cafe Pinkのハニートーストがすごかった。 もはや時代はパンケーキからハニートーストに戻っていくのではないかと思ってしまうのだが、このお店のものは群を抜いて美味しいので日本からここのハニートーストを食べに来るだけの価値があると思う。
ショッピングでは台北のパパブブレで売っている台北限定のキャンディはお土産におすすめ。
パイナップルケーキよりも軽くて小さく、そして台湾ならではっていう漢字スタイルのキャンディは縁起良い感じでよろこばれる。
岡山媽媽雜貨舖も来るたびに新しい商品があってついつい買ってしまう素敵なお店。
今回はモリスコレクションのテキスタイル使った商品がすごい気になった・・・。
今回の台北旅においてはあまり新しいところに行っていないこともあり発見は少なかったけれど、それでも台湾旅をしめくくるにはゆっくり出来てよかった。
旅行って新しい発見と体験による刺激もいいけれど、こんな風にのんびりと住むように旅するっていうのもいいんじゃないかなと思いながらの旅だった。
台湾旅はゆるくてのんびりできておすすめです。
この旅のまとめ:ゴールデンウィークの台湾旅2014
コメントを残す