今回の信州への旅では、サイトウキネンフェスティバルを聴きに来るために松本へ来たのだけど、いつも立ち寄っている松本市美術館でメアリー・ブレア展をやっていたので、ちょっと観てきた。
松本市美術館は駐車場が建物横に併設されていてアクセスも便利だし、なにより常設展が面白い。日本国内の地方美術館でもトップクラスにいい充実しているなって思う。
そして、ここ松本出身の草間彌生が気になっている人は絶対に来た方がいい美術館だと思う。
メアリー・ブレア展
今回は企画展のメアリー・ブレア展も気になるところ。以前、東京都現代美術館で開催された展覧会にも行ったのだけど、今回のものはちょっと規模を小さくして作品の量よりも家庭的な部分にもフォーカスを置いている印象。
なので、作品数は少ないものの、彼女の息子のために描いたマグカップとか(これ、すごいかわいい)、子供たちを描いた作品とかそういった作品があって、これはこれでとても楽しい展示。
あとは、僕の記憶違いかもしれないが、前回の展覧会では晩年に彼女の作風ががらっと変わったことを晩節を汚した的なことが書かれていたのだが、今回は単に「アメリカ東海岸から西海岸へと移住して作風が変わった」とフラットに書かれているのがフェアでいいなと感じた。だって、作品の質なんて観る人によって全然異なると思うもの。ヌード描いたからダメとかはないだろう。
ということで、このメアリー・ブレア展は機会があれば、前回の展覧会観に行った方にもおすすめの企画だと思う。
草間彌生の常設展
そして、松本市美術館といえば!と思っているのが、この草間彌生の常設展。もう5~6回は観に来ているが、インパクトがあって、そしてちょっとずつ作品が違っていたりして、何度来ても飽きない場所だ。
詳細な展示内容を書いてもあまり意味がないので省くけれど、絵画のコレクションも各時代ごとに結構沢山あるし、インスタレーション的な作品や、立体など他ではあまり観ることのない作品たちもある。
もちろん、美術館外にある巨大な水玉の花たちや、壁面にかかれた作品。そして松本市内を走っているバス(車体前面にサインが書かれているのを見逃してはいけない)などなど・・どれもカラフルで必見のものばかり。
松本は関東からも近畿からもほどよく遠い場所にあるのだが、あえてこの美術館のために訪問する価値があるって思うくらい、いい街で素晴らしい美術館だと思う。
松本市美術館
メアリー・ブレア展公式サイト
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