山形~宮城、ちょこっと福島の旅

2014年7月初旬は東北を旅してきた。目的はさくらんぼ狩り!夜明け前に出発して、朝食はさくらんぼ・・とか贅沢な旅のはじまりをしてきた。

去年の旅だと6月下旬のさくらんぼ狩りはピークに少しはやいくらいだったのだが、それでは7月初旬にしてみたところ、今度は少しピークを過ぎていた。

自然のものの旬がいかに難しく、また短いものなのかって実感する。

佐藤錦のさくらんぼが朝食
さくらんぼ狩りあとの漬物も絶品

さくらんぼ狩りは去年に続いて天童の高柳果樹園。さくらんぼの美味しさはもとより、狩りが終わったあとの口直しに出てくるお漬け物や玉こんにゃくも絶品すぎる。高柳農園で朝ごはんを堪能したあとは、道の駅むらやまで日本酒を買ったり、梅酒用の梅を買ってみたりする。天童にも道の駅はあるのだけど、いかにも観光客向けであまり楽しくないので、僕としては「むらやま」の方が好き。

そしてこのサイダーも好き

で、午前中で山形をあとにして向かったのは仙台。山道をくねくね曲がりながらたどり着いたのは定義山。ここは地元の人では有名、それ以外の人にはすごいマイナーな観光地。お寺で参拝したあとは定義とうふ店で三角あげを食べるのが、ささやかだけど幸せな時間だったりする。

常義山の山門と門前町

そして仙台へ。今回泊まったのは常禅寺通り近くのライブラリーホテルというところ。まだ新しいホテルみたいで、すごい快適に過ごすことができた。仙台はホテル増えているなあ・・という印象(震災からの復興特需なのかもしれない)。

ちょっと遅いランチとして向かったのは塩竃へ。

鮨しらはたで地元の魚を使ったお寿司をいただく。僕にとってはわりあい思い出深いお店で、寿司屋さんとしては正直すごい取り立てるほどのことはないのかもしれないが、それでもこのお店の丁寧で美味しい握り鮨が僕は好き。カウンターに座って日本酒飲みながらのんびり過ごす時間も幸せを感じる。

鮨しらはたにて、自家製塩辛で飲む浦霞は幸せ

このお店も震災で色々あったのだと思うが、こうしてまた鮨を食べられるのはとても素敵なことだと思う。

塩竃ではこのほか浦霞で日本酒を買って仙台に戻る。ホテルで少しひと休みして夜に向かったのはまたもや食事処。本当にフード&トラベルのスタイルなのだが・・・。地雷也という居酒屋さんに行ってみた。山賊料理を標榜するだけあって炭火焼きのワイルドな感じなのだけど、お店のスタッフの人も含めてあたたかい雰囲気がとても好き。きんきの炭火焼きからの最後はスープというのはこのお店の定番なのだが、ぜひ一度試してみて欲しい。

地雷也のきんき焼きはこのお店の代表メニュー

翌朝はちらっと、取りあえず感もありつつ牛タンの朝食を食べた後は、はやくも仙台をあとにして高速を南下して福島のいわきへ。

お店の外観

向かったのはいわきにある魚栄という鰻屋さん。ここで食べた鰻は本当に美味しかった。この旅ではもう美味しいものを食べ続けていてもはや痩せるヒマもないな・・というところだが、鰻については毎年一回ここで食べればあとはもういらないって確信がもてるほどの充実した鰻で本当にすごい。これはちょっと好みの問題もあると思うが、都内でもいくつか有名なところで食べたけれど、それよりも段違いに美味い。

そんな感じで東北南部を駆け足でぐるっと巡るような感じだった。

震災後にひさびさ訪れたところもあって、前とは雰囲気が違うというのはあるけれど、それでもちょっとずつ新しい世界が出来てきていて、これからも定期的に訪れてみたいなと感じる旅になった。

この旅のまとめ:山形~宮城、ちょこっと福島の旅 2014年7月


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