今年のさくらんぼ狩り旅は、仙台方面へと向かうことにした。
道の駅村山でひと休みしたあと向かったのは、仙台と山形の境近くにある定義山。ここは仙台市であることが嘘のような山深いところにあるのだが、ずっと昔、地元の友人に連れてきてもらって以来お気に入りの場所のひとつ。
宮城県内では有名な場所らしいのだが・・県外の人には全然知られていないようだ。
僕がこの定義山が好きなのは、いかにも山の中のお寺というひっそりした雰囲気と古きよき門前町があるところ。すごく規模は小さいけれど、休日ともなれば縁日のような賑わいがあって楽しい。
なんと仙台駅からバス路線があるというのもすごいことだが、一般的には車で行くことになると思う。
バス停近くの駐車場に車をとめて、まずは参拝するのが定石なルート。
小さいお寺だが風格ある山門やその奥にある貞能堂は昭和初期に修復されたとはいえ趣がある。
貞能堂から逆に山門とその先に広がる門前町を眺める風景も箱庭みたいな雰囲気があって結構好き。境内の細かいレリーフも細工が細かくて、寺に興味なくても結構楽しめるんじゃないかと思う。
そしてもう一つ見逃せない・・というか食べ逃せないのは定義とうふ店のあぶらあげ。
ここの油揚げは三角になっていて、三角あげともいわれているのだが、なんだか来る度にお店が立派になっていく・・。最近になって建て替えたみたいで、イートイン的なコーナーが拡充されているのはありがたい。
三角あげは仙台市街の百貨店でも買えるし、居酒屋などでも出しているけれど、この場所で食べる雰囲気は格別だなと思ってしまう。油揚げのほかにおぼろ豆腐もあってそれも食べてみてもらいたい。
これ以外には・・とくになにもない観光地なのだが、山奥へのドライブの風景の楽しさもふくめておすすめできる場所だと思う。
定義如来西方寺
住所:宮城県仙台市青葉区大倉上下1
定義とうふ店
住所:宮城県仙台市青葉区大倉下道1−2
時間:(平日)8:00 – 17:00 , (土・日・祝)7:00 – 17:00
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