2013年の振り返り。今年も旅行をしていくなかで色んなホテルに泊まってきた。どちらかというと「以下に少ない予算で面白いところに泊まるか」という価値観なので、とびきり高級なところには縁がないのだが、それでも旅行中に印象に残るホテルって結構ある。
以下のホテルは、この価値観に一致するいいホテル。
シタディーン京都 烏丸五条 – 京都
京都の中心地にほど近い、烏丸五条にあるサービスアパートタイプのホテル。サービスアパートとは、ホテルとしての機能を最低限に抑える代わりに居住性を高めたタイプの宿泊施設なのだが、ここシタディン京都は入口もロビーもシンプルながらおしゃれだし、高級マンションといった感じ。
部屋にはキッチンもあるので、たとえばデパ地下で京都のお総菜買って、酒屋さんで伏見のお酒を買って部屋で温め直して、お皿に盛りつけて食べるといったこともできる。客室の広さもホテルに比べるとゆったりと余裕があるし、京都の定宿をついに見つけたという感じ。JR京都駅までもタクシーで1メーターくらいなのでチェックアウト後の駅への移動も楽でとにかく利便性の高い快適なホテル。
Castaway resort Koh Lipe – リペ島
リペ島のサンライズビーチにある宿。椰子の葉で屋根ができた雰囲気のいいコテージが並んでいる。
ビーチフロントのコテージは「ビーチフロント」というよりも「オン ザ ビーチ」ともいえるくらいのところで、泊まるならぜひともここがおすすめ。
宿には冷蔵庫もホットシャワーもないけれど、Castawayなリゾートなのでむしろそういうところと引き替えに味わえるおもしろさを楽しんでほしい。
日中の暑いときには部屋でビーチを眺めながら本を読んだりして過ごすのも気持ちがいいし、とにかく足りないことを楽しむという面白いホテル。
ベネッセハウス – 直島
瀬戸内国際芸術祭に行ったときに宿泊。前から気になっていて、いつかは泊まってみたいなと思っていた宿。ものすごくスバラシイ!とまではいかないまでも、印象的な滞在ができる。
とくに、敷地内にあるアート作品をみてまわるだけでも、とても心が豊かな気持ちになる。草間彌生の黄色いかぼちゃはここに泊まって、好きな時間に見に行けるのは楽しい。
ホテル内の食事は併設されているレストランですることになるのだが、値段はちょっと高いけれど、その分ちゃんと楽しませてくれる料理を出してくれると思う。一度は泊まってみてもらいたいホテル。
【閉店】正興咖啡館 [Zhengxing Cafe] – 台南
ここが今年のベストホテルかなって思う。台南にあるカフェに併設されているプチホテルで、小さなビルを改造して作られている。全体的に手作り感があって、対応してくれるスタッフもカフェの店員さん。そして、滞在していて居心地のよさを感じる。
とくにデラックスルームはルーフトップバルコニーから眺める台南の下町風景は、猫が自由に歩き回っているのがみえたり、夕暮れの太陽がビルの彼方に沈んでいくのがみえたり、はじめてきたところなのに、なんだか心が和んでいつまでも滞在していたくなる。
バンコクのプラナコーンノーンレンホテルが好きな人であれば、あそこまで派手な感じはないけれど、きっとこのホテルも気に入ってくれるんじゃないかと。
カフェで過ごす時間もとても落ち着いていて、コーヒーだけじゃなくてお茶なんかを飲みながらゆったりとした空間で過ごすことができる。東京にもこういうところがあればいいのに・・と思ってしまうホテル。
ベルナティオ – 越後妻有(当間高原)
越後妻有のやまのなかにある高原リゾートホテル。ゴルフ場が併設されているので、そうしたところに行く客だけがターゲットなのか・・と思ってしまうのだが、そんなことはなくて、この広大な敷地のなかをトレッキングしたりするのもすごく楽しい。
ブナ林の散策をしているだけで、リフレッシュされて自然と足取りも軽くなるというもの。客室もゆったりしていて、大浴場から眺める当間高原の夕陽なども美しい。
ここに来たら、ぜひとも朝食の選択はお忘れなく。南魚沼のお米とちょっとしたおかずで食べる朝食は絶品のホテル。
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