僕のなかで、リゾートホテルのなかでは最も好きなホテルのひとつ。日本でのリゾートホテルというと、夏に泊まったベネッセハウスとかの方が有名。
でも、この静かな越後妻有の風景のなかにあって、控えめに存在しているけれど、質の高いサービスを提供しているベルナティオは、この地方で行われている大地の芸術祭のときを含めて、ここ数年の間に年1~2回は泊まっている。
おすすめの滞在は夏の終わりから秋にかけてかなあ。冬にも来てみたいのだが、なかなか遠い存在(僕はウィンタースポーツやらないので)。
今回は約1年ぶりの訪問なのだが、フロントのホスピタリティもいいし洗練されている。色々と開催されている小規模なツアープログラムも充実していて、今回は2時間くらいのトレッキングに参加してみたのだが、広葉樹のなかを歩いて行くのは、すごくリフレッシュできていい体験だった。おまけにツアーの最後には季節の野菜の収穫というサプライズがあって(夏は山菜、秋は野沢菜)、これだけでも参加する価値がある。
部屋は本館に泊まるのだが、広々としていて窮屈さはない。窓の外はゴルフコースか、または当間高原の花畑が広がっている。売店では地酒や越後ビールなども豊富にあって、値段も普通の価格なので、あれこれ買って部屋でのんびりとお酒飲みながらすごすのもいい。
食事について、夕食は毎回パスしていて未体験なのだが、朝食のビュッフェはオプションでつけておく価値がある。地元南魚沼のお米や、近隣の牧場で作られたヨーグルトなど、普通のホテルのビュッフェと比べるのが悪いと思ってしまうくらい。見た目は普通なのだが、質の高いものを提供している。
お風呂は部屋についているのだが、大浴場があって温泉が出ているので、そちらを利用するのをおすすめする。本館と新館にそれぞれついているのだが、雰囲気が違うので、両方とも体験してみるのがいいかも。
敷地内にはトレッキングなどのアクティビティのアドバイスをしてくれるところがあり、しかもそれが安藤忠雄の設計によるものという・・なんかすごい豪華なポテンシャルがあるのにそれをひけらかしていないところがいい。
朝はここのアドバイスをうけてホテルの周辺をトレッキングしたり、サイクリングしてみるのも楽しい。気持ちがいい高原の朝を満喫できるし、その後に食べる朝食は絶品だから。
できればホテルに早めにチェックインをしてのんびりと過ごし、そして可能であれば2泊以上するのがベストな滞在だと思う。ゴルフ場があってゴルフも楽しめるらしいけれど、僕はもっぱらパターゴルフで遊んでいる。これはこれで楽しい。
総じて、この越後妻有の風景のように地味なのだけど、心にしみるサービスというか、また来たくなるなと思わせるいいホテルだと思う。
予約は楽天トラベルなどで行うことができる。
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