旅に出ればそこはもう一食入魂の世界。そう、おいしいものを食べるというのは旅を続ける大きなモチベーションとなっているのです。
ということで、長崎に来たのならば食べたいものは「長崎ちゃんぽん」。由来だとか語源だとかそういう学術的な話はWikipediaでもみておけばいいとして、なにはともあれ、長崎のどこでちゃんぽんを食べるのがいいのか?ということについて。これはもう、かなりの人が「そりゃ、江山楼」だろうということになると思う。それくらい有名でかつ、圧倒的な地元の支持も受けている名店。僕も長崎旅行の前に友達におすすめされたくらい。
長崎の市内には何店舗かあるのだけど、今回行ってみたのは長崎新中華街にある本店。長崎路面電車の築町から徒歩5分くらいのところにあって出島も近いので観光にもそこそこ便利な場所。
ただし、長崎の新中華街というところは、横浜の中華街を極限まで小さくして寂れた雰囲気にしたところで、50mくらいの路地に肉まん売ったりするお店がある程度で、江山楼がなければ全く訪れる価値がないところだと思う。
しかし、江山楼。お店はランチタイムには1時間近く待つこともあるということなのだけど、僕が12:00少し前に行ったときは空いていて待たずに入店。ちゃんぽんは並~特上まで3種類あって、僕は思わず「やっぱ旅にでて滅多に食べるものではないから」と特上を頼んでしまったのだが、結果としては並で十分だと思う。
特上がまずいというわけではなく、ちゃんぽんで最もおいしさを感じるのはスープであり、上にのっている具材で決まるわけではないからです。スープは全てのちゃんぽんに平等に入っているものであり、それでればフカヒレとか入っていなくてもいいだろう・・という話。なので、ここは並を注文して全く後悔はないと思います。僕も次回からはそうすると思う。
ということで、ここのちゃんぽんのスープは絶品。とんこつベースなのだろうけれど、あっさりとしていて深みがある味はいったいどうやって作られているのかまったく分からない。どんな出汁をどのようにするとこんなおいしくなるのだろう・・と考えるのだが、想像つかないほどのうまさ。これがプロの仕事というものなのだろうな。
接客も上品でこなれているし、お店はふつうの中華街にあるお店のよう。トイレもきれいだし、ビールとともにちゃんぽんつまみながら過ごすランチというのが長崎のおすすめだと思います。
江山楼 中華街本店 (ちゃんぽん / 築町駅、市民病院前駅、西浜町駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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