世界2位の所蔵数「プーシキン美術館」へ行ってきた。

モスクワでどこかひとつ美術館に行くとしたらプーシキン美術館だと思う。サンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館につぐ10万点の所蔵品数は世界2位。というか、ロシアってすごいアート大国だなって思う。エルミタージュ美術館があるからこの美術館が世界三大美術館に選ばれずにいる、ちょっと穴場な美術館でもある。

プーシキン美術館は地下鉄1号線のクロポトキンスカヤ駅(Кропоткинская)から近く救世主ハリストス大聖堂とセットでみに行くといいと思う。チケットはあらかじめてオンラインで購入しておくと並ぶ必要がない。クロークがあるので大きな荷物は預けておくこと。かなり広い美術館なので、荷物を持っていると疲れてしまうと思う。

プーシキン美術館
ワールドカップ時期だったこともありサッカーのアートを特集していた
入ってすぐのところはギリシア時代やエジプト時代の彫像など
エジプトからこれ持ってきちゃうんだものなあ・・。
ところどころ旧制ロシア時代を彷彿とさせるものがある
どこからか門をもってきたらしい・・。
すごい迫力

本館と別館でわかれていて、本館入ってすぐのところは古代エジプトの美術品や遺跡まるごと持ってきたのかという感じの場所があり、そして時代が進むにつれて古典的な宗教画的なフランス絵画までがある。別館は19-20世紀の印象派やそのあとの近代にかけての絵画あり、とにかく絵画を見ているだけでもなにをみたのか覚えてられないので、たとえば「かわいいタイプの子をさがす」とか「ヘン顔をみつける」とかテーマを決めてみてもいい。

ベルリンのペルガモン博物館へいったときも感じたのだが、近代にかけてエジプトから持ち帰ってきた美術品がかなり多くあって、こういうのは元の国に戻した方がいいのかなと思うとともに、これらのアートは人類の宝であるという観点でいうとこの場所で貴重に管理されるのもまた後世に伝えるためには必要なのかなという葛藤みたいなものがある。それにしても、アートの多様さをみると古代エジプトはだいぶ洗練されて豊かな文化をもっていたのだなって思う。

夜になると動きそうな動きのある像
これとか
まあでもちゃんとみると1日じゃ見切れない

絵画や彫像もかなり展示されていて、道に迷うくらいだが人は少ないのでゆっくりとみることができるのはいいことだ。ただし、じっくりみていると日が暮れてしまう量だと思う。アートが好きな人であればある程度めぼしをつけて行くのもいいのかな。この美術館を歩くだけで数時間をかけてしまい、最後の方は終わらないかとあせって飛ばしてみてしまったのがちょっと後悔だ。

大広間のようなスペース
この絵、すごい気になった。つまみ食いがみつかった決定的瞬間!みたいな感じ。

プーシキン美術館(осударственный музей изобразительных искусств имени А. С. Пушкина)
住所:ул. Волхонка, 12, Москва, 119019
時間:11時00分~20時00分
休み:月曜日


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