関西旅の三日目は大阪から神戸方面へと旅してみることにする。阪急梅田駅から神戸に向かい、そこから神戸電鉄で粟生まで。神戸電鉄って登山鉄道のように乗っていて傾斜を感じるようなところをぐいぐい登っていく鉄道だった。しかし、粟生まで遠かったなあ。
ようやく粟生駅までついて、ここからは北条鉄道という第三セクターの路線に乗り込む。小さなワンマン車両で兵庫の田園地帯を進んでいく。休みの日だったから学生もいなくてのんびりした車内。古いひなびた駅をいくつか通過していく。去年乗った天竜浜名湖鉄道を思い出す。
目的地は播磨横田駅で、ここにある八重桜がすごいきれいだなあって思ったのだが、ちょっと天気もいまいちで桜のピークも過ぎていた。でもまあ、こののんびりした風景のなかで春を感じる桜の風景は美しい。北条鉄道はこの播磨横田駅以外にも桜の名所があり、ちょっとずつピークの時期が違うらしいのだが見どころがおおい路線になっている。
播磨横田駅は改築されていて、駅舎のなかはちょっとしたギャラリーみたいになっているのと、駅舎の外にあるトイレがすごいきれいだったのはよかった。なにもない無人駅なのだが帰りの車両(つまり乗った車両が戻ってくる)までの時間をのんびりと過ごすことが出来た。
関東圏にいると兵庫の山の方まで来ることってなかなか遠く感じるのだが、これはこれでのどかでいい風景があり、素敵なところだった。つぎに来るのがいつになるのか分からないけれど、また桜を見に来たいなって思う。
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