一澤帆布から知恩院の門をとおって清水寺の方へ。二寧坂かをあがって産寧坂と交差するところに料亭みたいな趣の建物があって、それが湯豆腐の老舗である奥丹である。
ランチタイムに行ったのだが、お店は予約は必須。かなり混雑する。
入口の受付で名前をなのって下駄箱に靴をしまい、渡り廊下を通って店内へ。店内は小部屋にわかれていてすべて座敷。
トイレに行くにも迷って違うお座敷のふすまあけちゃいそうな複雑さで大きさ。
メニューはほぼ湯豆腐であり、お豆腐の種類を選ぶくらいしか選択肢がない。豆腐は普通の絹ごしと、古い手法を使った豆腐があり、二人前以上であれば一人ずつわけて頼んでシェアすることもできるので、両方を頼んでみることにする。
最初にいくつか小鉢が出てくるのだが、このなかの「とろろ」はあとまでとっておくのがおすすめ。最後に出てくるご飯と一緒に「とろろご飯」みたいにして食べるとまた美味しい。
湯豆腐は二種類のお豆腐を食べたが、これはもう好みの問題だろうなって思う。たしかに古い手法で作られた豆腐はそれはそれで美味しいけれど、湯豆腐として洗練された美味しさを感じるのは普通のもの。
![前菜、ごま豆腐ととろろ](https://shinsjourney.com/wp-content/uploads/2015/06/2015038120002076000-x-4000-494x329.jpg)
![焼き物。上品な味。](https://shinsjourney.com/wp-content/uploads/2015/06/2015038120702076000-x-4000-2-494x329.jpg)
![そして湯豆腐](https://shinsjourney.com/wp-content/uploads/2015/06/2015038121002076000-x-4000-494x329.jpg)
![味にメリハリつけるためか、天ぷら。これもまた美味しい。](https://shinsjourney.com/wp-content/uploads/2015/06/2015038121502076000-x-4000-494x329.jpg)
![シメのご飯にとろろをかけるとまた美味しい](https://shinsjourney.com/wp-content/uploads/2015/06/2015038121802076000-x-4000-494x329.jpg)
これは慣れの問題なのか、テクノロジーの進化なのか、僕の舌の問題なのかは定かじゃないが、普通の絹ごし豆腐の方が美味しく感じられた。
湯豆腐ってなかなかしょっちゅう食べるものじゃないけれど、趣がある雰囲気のなかで食べる湯豆腐は、いつもと違う食事っていう感じがしてなかなか楽しいものだった。
奥丹 清水店
住所:京都府京都市東山区清水3-340
時間:[月~金] 11:00~16:30、[土・日・祝] 11:00~17:30
休み:不定休。夏期休業等あり。
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