2014年9月~2015年1月にかけて行われていた台北ビエンナーレをみてきた。
会場となっていたのは台北市立美術館で、基本的にはここでだけビエンナーレが開催されている。複数会場とかでやっていてもう少し盛り上がっているのかと思っていたが、そんな感じもなさそう。というところは若干残念なところ。
とはいえ、美術館に展示されていたものは面白いものが結構あったし、日本やヨーロッパともまたちょっと違うイベント雰囲気で、これはこれで面白い体験だった。
台北市立美術館は圓山駅から歩いて向かう。駅を降りると松山空港へ着陸しようとする飛行機が真上を通り過ぎていき迫力ある。美術館まではのんびり歩いて15分くらいといったところ。きれいな公園のなかを歩いて行くので散歩にちょうどいい感じ。
美術館は建物はちょっと古いけれど、ちょっとコルビジェ感あるような雰囲気のある建物。館内に入ってまず作品があるのだけど、ハンモックに座ってのんびりお茶したりできるらしい・・。しなかったけれど。
ところで、僕が訪れたタイミングは無料入館日だったらしく、無料でお金を払うことなく入場できてしまった。普段は・・お金払うのかな?よくわかっていないが。
個別の作品について、いちいち感想を書くっていうことはしないけれど(大変だから)、全体的な印象としてはこのビエンナーレのテーマにもなっている身体的なものに対する作品が多くて、僕としてはみていてちょっとツライというかしんどいなと感じてしまうようなものもあった。たぶん、生々しいのが苦手なのかもしれない。というか、なんでいまの台北でこれなんだろう・・とか思ってしまった。台北ってもっと、ふわふわした印象をもっていたので、そのことに勝手に違和感を覚えてしまったのかも。
でも、単純に面白いものもあって、量でせめるような作品を僕は好きなのだろうなと思った次第。通路に大量の毛糸がしかれていて、ふわふわの床みたいになっている。そのなかに、金のネックレス?があるみたいで、それを探すというものなのだけど、靴を脱いでちょっと埃っぽい毛糸の上でのんびりするだけでも、なんか楽しい。ここだけ台湾の子たちで賑わっていたのも印象的。
美術館単体でやっていたこともあり、インパクトは欠けるものがあったけれど、それでも旅行先でアートイベントに触れるっていうのはちょっと新鮮な感じがする。しかし、2年後にこれだけのために来るかといわれれば微妙な感想ではあるけれど・・・。
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