渋谷というには遠すぎるし、代官山というエリアでもなく、恵比寿からも微妙に遠いという絶妙に不便な立地にある久原さん。
立地はかなり不便なのに予約取りづらくて、なかなか行けないという感じなのだが、平日夜にぽっかり時間が出来て幸運にも訪問することができた。
ちなみに、予約は18:00までにした方がいいみたい(詳しくは久原のサイトにて)。
訪れたのは夏と秋の中間ともいえる時期だったので、夏の鱧や秋の松茸、いくらなどどちらも楽しめたのは幸せな限り。
店内はふつうの和食屋さんといった感じで、小さいお店なのだけどとても清潔で雰囲気いい。板前さんと女将さんのご夫婦で切り盛りされていて、女将さんは結構お若い感じだけど、いい雰囲気もってて、僕らみたいな一見さんのお客でもわけへだてなくもてなしてくれるのが心地いいなって思える。
料理は素材重視のシンプルなものなのだけど、どれもキラリとしていて素直に美味しい。少しずつあれこれ頼みたくなる感じ。松茸は二種類の料理方法を選べずにいたら、半分ずつ違う料理方法で出してくれるとか手間のかかることしてくれたりして感動する。
それ以外にも、料理にちょっとした工夫がされていて、まさに小料理屋さんという風情がいいよなって思う。こういうお店がもっと増えればいいのだけど。
そして、なによりお酒が充実しているのが嬉しい。日本酒は季節のものが銘柄問わず色々あるので試してみるのがいいかも。獺祭が置いてあることで有名みたいだけど、獺祭以外にも美味しいお酒は色々あるし、料理や好みにあわせて女将さんに相談してみるのがいいんじゃないかと。
重ねていうけれど、立地がちょっと不便なので頻繁に行ける感じはしないが、この立地だからこその食事好きが集まる客層で、暖かいもてなしなのかなっていう感じもする。料理の締めのご飯はいくら丼が絶品。
自分でも鮭子からいくらを作ったりするけれど、自分でやるからこそ、この手間と風味付けの難しさを考えるとすごいなって思ってしまう(まあ、プロだから当たり前のことなのかもしれないが)。
ちなみに、クレジットカードの利用は楽天スマートペイを使っていて、こいうところはすごく先端行ってて面白いなって思ってしまった。スマートフォンにカード通すってはじめて体験した。手数料安いし、利用する方も手軽に使えるのでこれからもっと増えていけばいいのにって思う。
小料理 久原
住所:東京都渋谷区東2-25-38
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