京都国際マンガミュージアムの展示は楽しい

今回の旅行について、ギアとともに旅のハイライトとなった京都国際マンガミュージアム。とはいえ、事前情報があったわけではなく、京都について「なにしようかな・・・」とFacebookに書いたら友達が教えてくれたからなんだけど。

ということで、ここがたぶんマンガに関する博物館なのだろうくらいの印象とともにいってみた。京都の街中にあってアクセスは便利。古い小学校の校舎をリノベーションして博物館にしたということだけど、アールデコな雰囲気の建物はおしゃれで格好がいい。校庭だったところには人工芝が敷かれていて、そこで一休みするもよさげだが、あまりに暑すぎてそれは回避。

今回観にいったのは、特別展の「スケッチトラベル展」と「寺田克也 ココ10年展」。どちらも、それほど大きな特別展ということではないけれど、最近みた展覧会のなかではデザイン「あ」展と同じくらいに楽しいものだった。

スケッチトラベル展は、世界中のアーティストが一冊のスケッチブックを通して作品を作って、それを次のアーティストに手渡しで渡していった軌跡を作品と、その写真を渡す追って行った記録。参加しているアーティストも松本大洋とか宮崎駿とか・・すごい豪華。そして、みんなすごい楽しそうに生き生きとしていて、一冊のスケッチブックはどれも違う作品なのに、それぞれがつながっているんだなって思えるものだった。たぶん、手渡しとかスケッチブックとかアナログなものこそが、僕らの琴線にふれていて、それを憧れに近い楽しみとして感じているのかもしれない。うっかり、画集買ってしまったもの。

もう一つの「寺田克也 ココ10年展」も、ちょっと圧倒されてしまった。こんなにも力強く現実にないものを描画していくというのは、この人の網膜と脳にとっては僕らと見えている世界が違うのか、それとも誰も知らないけれど、こんな世界が存在しているんじゃないかとすら思ってしまう。奈良美智とはまた別のベクトルにおいて、その力に圧倒された。

どちらの展覧会もまだしばらくやっているので、ぜひ観てみて欲しい。

スケッチトラベル展
寺田克也 ココ10年展

京都国際マンガミュージアム


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