博多から約1時間かけてやって来たのは柳川。この街は福岡のヴェネツィアといってもいい感じで街中に水路が巡らされていて、かつては小舟にのって人や物が行き交い、いまは観光客が小舟にゆられて巡っている。しかし、12月の柳川は信じられないくらい寒くてとてもじゃないがあの船に乗る気にはなれない(あとでコタツ船があることを知ったけれど)。
ということで、とりあえずなにか食べようかなと考えて向かったのはうなぎ店。そう、柳川といえばうなぎ料理なんだよなあ。九州のうなぎ料理って関東とも関西ともまたちょっと違う文化がある。
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行ってみたのは地元でも人気があるという「元祖 本吉屋」というお店。古い日本家屋をお店にしている。創業してから300年は経っているということで柳川でもかなりの老舗みたいだ。開店と同時に入れたので2階の座敷にとおされる。庭が見えたりして雰囲気がいいなあ。
骨煎餅を食べながらビールを飲んで、うなぎが出てくるまで40分くらいはのんびりと待つ。うなぎってそういう料理だよな。すぐ出てくると疑念をいだいてしまうのは僕の性格的な問題だとは思うが、うなぎとは時間のかかる料理というイメージがある。
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とくに柳川のうなぎは一度焼いたうなぎをお重のなかに二段に詰めて、それを蒸し上げるという手間をかけているのです。彩りに金糸卵をいれているのもまた特徴的。見た目にはそれほどボリュームがあるようにみえないのだが、まるでのり弁のようにうなぎが二段にはいっているので結構食べ応えがある。そして、このふわふわっとしたうなぎがまた美味しいんだよなあ。
久しぶりに食べた九州スタイルのうなぎ料理。柳川まで来てよかったなあと思える時間だった。
元祖 本吉屋
住所:〒832-0022 福岡県柳川市旭町69
時間:10時30分~21時00分
休み:月曜日
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