大地の芸術祭 2018 – 松之山エリアでみた「最後の教室」と「影の劇場」

山深い松之山エリアには大地の芸術祭を代表する作品が結構あって、「最後の教室」や「家の記憶」は何度観に行っても新しい発見があるし感じ方が違う不思議なアートだ。今回ももちろん「家の記憶」を観に行ってから「最後の教室」へというルートでアクセスした。

「最後の教室」は2006年に作られた作品でもう15年近く経つのだが、最初に感じたインパクトはすごかったし、そのあと何度も来ている。クリスチャン・ボルタンスキーといえば表参道のルイヴィトンにあるギャリーで展示されていたインスタレーションも興味深かった。

家の記憶
最後の教室

古い学校をまるまる作品にしていて、いきなり体育館に入るとすぐに視界を奪われる暗闇に動揺する。しばらく床に座ったりして目を慣らしてくると扇風機が風をゆらせていたり、下には牧草が敷かれていたりする。外の暑さと湿気がすこしこもるような感じもあって、なんだか夢のなかのような空間だ。これは写真で見るより体験するものなのだなって思う。

今回はそこに新しく「影の劇場」という作品がくわわった。影絵をつかったアートで、ガイコツやコウモリとかがお化け屋敷みたいにぐるぐると不規則にまわっている。小学校の文化祭みたいな感じもするけれど、眺めていると惹き寄せられるというか不思議な魅力があるな。三年後にまたなにが見られるのかすごく楽しみだ。

影の劇場
手前に切り絵がおいてある

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