モスクワでジョージア料理といえば「アラグヴィ」。

※2020年2月現在、閉店している模様です。ただ、以前も16年間閉店していたこともあるらしいので一時的なものの感じもします。

東欧でも美味しいと評判のジョージア料理(グルジア料理)。旧ソ連時代に同じ国だったこともあり、ロシアではジョージア料理のお店が多くある。日本では馴染みのないジョージア料理なのだけど、食べてみると小籠包のような料理ややさしい味わいの料理など、どれもかなり美味しいものだったのでつぎの旅行先にジョージアへ行きたくなってしまった。

今回訪れたアラグヴィ(Арагви)は赤の広場から歩いて行ける距離にある高級レストランで、1938年に開業している。モスクワでも格式のあるレストランのひとつで、一時期改装中に17世紀の屋敷跡が発見されてしまい16年間も閉店していて2016年にようやく再開業したみたいだ。すごい期間閉まっていたんだな。

アラグヴィのお店の入口
まわりは再開発されていておしゃれ
店内は全然人がいなかった。まあ、これだけ天気いいと外で食べたくなるよな。

いまでも、レストランの地下にあるお手洗いは17世紀に残っていた壁をそのままつかっているみたいで薄暗い室内はちょっと昔の時代にタイムスリップしたみたいな感じになっている。もし、レストランが再開したらこのお手洗いに行ってみるだけでも価値がありそだ。

天気のいい日だったので店内で食事をしている人はおらず、僕も外のテラス席で食事をすることにした。ジョージア産のビールはアルコール度数の高いアルトビールっぽいカラメル感のある味わいがある。それにしてもアルコール度数がビールにしては少し高めなので結構酔ってしまいそう。

グルジアビール。アルコール度数高め、麦芽のカラメルを感じる美味しさ。

頼んだジョージア料理はまずヒンカリという巨大な小籠包みたいな料理。小籠包にしては巨大であり、ナイフとフォークで食べるらしいのだが、切り込みをいれるとなかから肉汁が出てきてもったいないって思ってしまう。しいたけの味わいが効いていて、ヨーロッパの料理というよりアジア圏の料理のような感じがある。それにしてもでかい。小籠包ってここから改善された食べものなんじゃないかって思う。

そしてこれがグルジア料理の定番、ヒンカリです。小籠包の親分みたいな大きさ。
こちらはドルマ。葡萄の葉でくるまれたロールキャベツの原型ともいわれる料理。
中はひき肉とお米が入っている。

もうひとつはドルマというひき肉とお米を葡萄の葉で包んで煮込んだ料理。ロールキャベツの原型ともいわれている料理なのだが、ロールキャベツよりも複雑な味わいで美味しい。なにより葡萄の葉って初めて食べたけれど桜葉のような酸味があり葉の香りが口にひろがり肉の臭みや濃さを打ち消してくれる。これはすごい美味しい。

モスクワの地元でも有名なお店なのでディナーなどは予約が必要かもしれない。そして実際にジョージアに行って料理を食べてみたいなって思うレストランだった。

アラグヴィ(Арагви)
住所:Тверская ул., 6/2, Москва, 125009


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