今回泊まっていた、來了からすぐ近くのところにあるので行ってみようと思いつつ、あまりにも路地裏の隠れ家過ぎてびっくりしたのが「暖暖蛇咖啡館 Café Flâneur」の場所。
台南らしい古い建物をリノベーションしたカフェになっているのだが、大通りから「ここ道..?」という感じに思えるとびきりの路地へ入り込み、Googleマップに載っていないさらに細い路地に突然あらわれる。こんな難しい場所にお客さん来るのかなって思ってしまうのだが、これが台南でも結構人気のカフェでお客さんがゆっくり寛いでいた。
カフェの名前になっているFlâneur(フラヌール)はフランス語で遊歩者という意味なのだけど、昔のフランスでは芸術家や詩人のことをこの名前で呼んでいた。街を歩きながら創作にふけっている感じ。こんな路地裏にあるカフェにはぴったりかもしれない。そして、このカフェは旅行がテーマになっていてオーナーの旅行遍歴がかかれた地図だったり、出てくるマグは旅先で買ったものだったり、この世界観もなんだかFlaneurな感じがする。
友人とともに訪れたのだけど、僕が頼んだレモンコーヒーはジャマイカのマグで、友人が頼んだシングルオリジンのコーヒーはタイで買った象のマグで出てきた。象の方がかわいいと思う。味はレモンコーヒーはアレンジされたキワモノ感があるのだが、シングルオリジンのコーヒーはこだわっている感じもあり美味しい。なにより、この静かな空間が絶妙に居心地がよくてのんびりしてしまう。
お会計のレシートはボーディングパスで細かいところまで旅行の楽しさがあらわれている。それでいて、旅行っていう名前を店名につけないこのFlâneurな感覚がやっぱり好きだな。
暖暖蛇咖啡館 Café Flâneur
住所:台南市中西區普濟街53號
時間:14:00-22:00
休み:水木
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