アンコール遺跡巡り(基本ルートとメジャー編)

今回は現地で友人と合流して、ツアーガイド的なことをしたので、ひさびさにアンコール遺跡群を巡ってきた。

昔にきたときと比べると随分整備されてもう地雷注意の看板もなければ、内戦時の銃弾の跡を見つけることもない。

でも、世界屈指のパワースポットであり神聖な場所に圧倒される感覚は変わりがない。

遺跡巡りについては、できれば3日半、可能であれば3日半は確保しているといいと思う。0.5日の取り扱いなのだが、アンコール遺跡巡りのチケットセンターは7:00オープンなので、本格的な遺跡巡りをする前日夕方にチケットを確保しておけば(ついでにその日は夕陽もみられる)、翌朝は夜明けから行動できるため。

遺跡巡りのスタイルとしては、夜明けと夕方だけ巡ってあとはシェムリアップの街でのんびり過ごして暑さをやり過ごすのがおすすめ。遺跡群エリアの朝食は馬のメシじゃないかってくらいひどいので、街に戻って食べた方がいいと思う。

僕としては以下のようなプランがいいかなと思っている。こういってはなんだが、遺跡って沢山みても疲労感が残る割にインパクトがあるところって限られていて、結局は自分の好きな場所を見つける方が楽しめるんだなって感じがしている。

おすすめ遺跡巡りプラン
  • 前日夕方:チケットを買ってアンコールワットで夕陽
  • 1日目(夜明け):アンコールワット、バイヨン遺跡から象のテラスまで歩いて移動、勝者の門を通りタケオまで
  • 1日目(夕陽):プノンバケンに象に乗って登っていって夕陽をみる、おりるときも象に乗った方が楽
  • 2日目(夜明け):スラ・スランの貯水池で夜明け、向かい側の遺跡をみたあと、早朝で人の少ないタ・プロームを堪能
  • 2日目(夕陽):バンテアイスレイに行ったあと、プレ・ループで夕陽
  • 3日目(夜明け):バイヨンで夜明けの神聖な気持ちをととのえる
  • 3日目(夕陽):いままで行ったところで気になった遺跡に行った後、アンコールワットで夕陽を眺める
  • ということで、まずはここは外せないというメジャーどころについて、巡ってきたので紹介。以下の遺跡を巡るだけであれば1日もあればなんとかなる。

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アンコールワット

アンコール遺跡群の象徴であり、カンボジアの国旗にも描かれている遺跡。初めて見たときは森の奥に尖塔がみえて、その姿に鳥肌がたったくらい感動した。

いまだに自分がアンコールワットにいるっていう事実が不思議に思えるときがあるくらい圧倒的な存在感がある。朝陽と夕陽で雰囲気が異なるので、何回か来てみて欲しい。

20140719-1027-35-07886バイヨン寺院

アンコールワットと双璧をなす代表的な遺跡。たくさんの顔が仏塔に彫られていて、幻想的な雰囲気がある。

あまり大きな遺跡ではないので、日中に一度だけきて済ませてしまうケースもあるのだが、僕としては早朝とか夕暮れどきとか人がいないときにみる不思議さを味わってみてほしいなって思う。

20140719-1119-52-07915勝者の門

バイヨン寺院とタケオ遺跡の間にある門。どうってことない門なので、たまに通り過ぎて行っちゃうことがあるのだが、王宮であるアンコールトムと外界を隔てる門であり、この場所の雰囲気が僕としては一番好きな風景。

きっとここは古代から変わらないんだろうなって思える場所。

20140719-1200-17-0414タ・プローム

ガジュマルに覆われている遺跡で、映画などでも有名になった遺跡。

もう崩れかかった遺跡の上を歩いたり、ガジュマルの樹に登ったりすることはできないし、立ち入ることもできないのだが、それでも自然の前に崩れ去っていく建物は迫力がある。

この遺跡も外せないポイントだな。

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スラ・スラン

昔の沐浴場であるスラ・スランは、どうってことのないため池じゃないかっていう意見もあるのだが、僕はここでみる夜明けの風景がすごく好き。

なにがいいって、人が少なくて静かであること。

そして、池の向こう側にあるスラ・スラン村で朝の支度をしている薪を燃やす煙がたなびいていて、それがまた昔から変わらない人の生活の風景なんじゃないかと思ったりする。


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