アンコール遺跡巡り(マイナー編)

アンコール遺跡群巡りについて、メジャーどころをまわってみて、興味が出てきた!とか、もっと他にもみてみたいと思ったときに僕がおすすめしたい遺跡の紹介。

学術的とか、パワースポット的とかそういうのは抜きにして、僕が居心地いいなと思える場所なので偏りはあるし、そもそもそんなにマイナーでもない遺跡なのだが、こういうのは凝り出すとキリがないからね・・。

ということで、次点的おすすめ。地味だけれど、キラリと光る場所ばかりで、居心地のよさという点においてはメジャーな遺跡よりも好きなところ。

タ・ソム

タ・プロームの奥の方にある遺跡。今回、雨季の訪問は7月で雨季に入ったばかりなのだが、雨が結構降っていて面倒だったのだが、その反面で遺跡は雨季の方が圧倒的に美しいと感じた。

ジャングルの緑や遺跡の苔などの鮮やかさはもちろんのこと、砂埃があがらないので湿気のある濃い空気の中でみる遺跡はくっきりとした色合いで、雨季といってもこれはこれで美しくていいなと思えるものだった。

プレ・ループ

夕陽をみるおすすめポイント。最近では観光客がだいぶ増えてきたけれど、それでもプノンバケンで夕陽をみるような「これは何フェスですか」という混雑はまだないので、比較的のんびりとすることができるはず。

いつかまた、ほんの数人の人しかいないなんていう状況で、寝転がりながら、昼間の太陽に熱せられた遺跡の石の余熱を楽しみながら、ジャングルの向こうに沈む夕陽を眺めていたいなあって考えている。

バンテイアイクデイ

スラ・スランの向かい側にある小さな遺跡。スラ・スランを観ることはあってもこちらの遺跡には来ないことも多いみたいだが、この小さな遺跡は緑が美しくて僕としてはおすすめしたい遺跡のひとつ。

とくに雨の日や雨上がりだと清々しい感じが増して他の遺跡とは全然違う雰囲気になる。取りたててすごい見所があるわけじゃないんだけど、僕は好きな場所のひとつ。

象のテラス

バイヨン寺院の奥にあるのでセットで観に行くことが多い遺跡。象のテラスの由来は、遺跡の側面に大きな象のレリーフが彫られているから。か

つては、ここで王様が戦争から帰ってきた戦士達を迎え入れて謁見した場所だったらしいが、いまでは広場の隅にアイスクリーム屋の屋台があるようなのどかな風景。

ここでは、その象のレリーフのかわいさはもちろんのこと、他にも色んな種類のレリーフが彫られていて、これってゆるキャラみたいだな・・とか思えるようなものもあるので、自分の好きなデザインを探してみるのも楽しい。

プノンクロム

トンレサップ湖の横にある山。シェムリアップ市街からのアクセスとしてはアンコール遺跡群とは逆方向にあるのだが、ここでトンレサップ湖の彼方からのぼってくるみる朝陽は美しい。

アンコール遺跡で初日の出を観たいという場合、だいたいはアンコールワットに行くのだと思うが、これはもう下手な日本の観光地よりも殺伐としているから絶対おすすめしない。

なんかもうアマチュアカメラマンの醜い場所取りと罵声やらで、神聖さのかけらもない。

初日の出とは365日の最初としての区切りの太陽なので、写真とかは後まわしにして、その光を充分に浴びてキレイさを楽しむものなんじゃないのかなって思う。


Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください