無手無冠、そして四万十川焼酎銀行で口座開設してきた。

トロッコ列車で土佐大正駅にやってきた。駅前には「国鉄 土佐大正駅」と書かれた道路標識が残っていたり、ちょっと古ぼけたスーパーがあったりと、ここだけ昭和がどーんと残っているかのようだ。それにしても、この標識は普通に現役な感じで30年以上前の看板だとは思えない。

駅から少し歩いたところに古い信用金庫みたいな銀行の建物があるのだが、ここは日本で唯一の焼酎を預けることができる(しかしお金は預けられない)、焼酎銀行となっている。地元の酒造会社である無手無冠が運営しているとのことで、銀行内には古い酒瓶などが展示されていたりするのだが、基本的には銀行を居抜きで利用している。

四万十焼酎銀行
銀行内には古い瓶のコレクションなど

ここで口座開設してできることは、預貯酎という焼酎を銀行の金庫内で熟成保存できるシステム。銀行なので預け入れの期間によって金利というか焼酎がおまけでついてくるのも楽しい。ちなみに利回りは5%ということで結構レートがいい。

さっそく口座開設して預け入れをしてみた。3年定期の口座で焼酎をあずけたのだが、ちゃんと通帳も作ってくれる。3年後の受け取りどうします?って聞かれて、取りに来ようかなあと真剣に悩んだのだが、配送もしてくれるということで配送をお願いした。

そして、無手無冠
日本酒を試飲させてもらう
栗75%という贅沢な栗焼酎。うまい。

銀行をあとにして、ちょっと町外れまでいくと無手無冠という酒造会社の建物がみえてくる。のどかなところだなあ。ここはダバダ火振という栗焼酎で有名なところなのだが、もともとは日本酒を造っている酒蔵なのです。酒蔵見学はできないものの、販売店が併設されているので訪れる価値は充分にある。

焼酎銀行で口座ひらいたと話しをしたら、それならば日本酒を試していってくださいということであれこれ試飲をさせてもらった。ここら辺の人たちは焼酎も悪くないけど美味しいのは日本酒なんだよねえっていうスタイルらしく、特徴のある日本酒を造っている。日本酒ってこんなに異なる味わいになるものなのかとちょっと感動するくらいです。

土佐大正での列車の待ち時間って3時間以上あるのだが、それが楽しくなる体験だったなあ。お酒が飲める列車旅のよさを存分に味わった。

無手無冠で買ったお酒をつかったスイーツと日本酒をあわせて駅での待ち時間を楽しんでいた。
土佐大正、のどかでいい町です

無手無冠
住所:〒786-0301 高知県高岡郡四万十町大正452
時間:8時00分~17時00分
休み:不定休


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