海が見えるようになった駅「日立駅」へ行ってきた。

年末に時間が出来たのでショートトリップをしてきた。目的は南東北のエリア。海の見える駅を観に行くことにする。本来、駅に行くのであれば鉄道で行くのが当然のことだとは思う。しかし、常磐線ってちょっと利便性が悪いんだよなあ。そして、日立駅で夜明けをみてみたいし。ということで車で出発。

最初に訪れたのは茨城県の日立駅。プリツカー賞の受賞歴がある日本を代表する建築家である妹島和世が監修して2011年に建て替えられた建物は駅から太平洋を一望できる建物が話題になっている。それまでの日立駅は海の近くに建てられているのだが、堤防があったり、駅舎が平屋だったりして駅から海をみることはできなかった。

日立駅、夜明け前に到着
日立駅
駅の山側には日立の工場群
この風景、圧倒的
これが駅だとは。美術館みたい。

どこかで読んだインタビューで妹島和世が海が見える駅にしたかったという話しをみて、気になっていたのです。明け方前に駅に到着して駅前の駐車場に車をとめる。駅舎にあがってみて眼下に広がる海に圧倒される。

駅は高台に建っていることもあり、ものすごい遠くまで見える気がする。眼下には国道のバイパスが通っていて、あの道路から海を眺めてもきれいそうだよなあ。夏にも来てみたいなって思う。

妹島和世のスツール、そして目の前には太平洋
夜があけて太平洋の向こうから太陽が上がってきた
海を眺める駅としては日本でも屈指の駅だと思う

海を望む待合室には妹島和世のスツールが置かれている。そこに腰かけて夜明けを待つことにする。この日は海に雲がかかっていて夜明けの太陽はきれいに見えなさそうだ。それでも、だんだんとはっきり見えてくる海の風景。これはちょっと感動する。海までちょっと距離があるのに海の上に浮かんでいるような感じもある。

建築家が駅をつくるときに、この海を眺めて欲しいっていう気持ちになるのが分かるような気がする。ここが地元だとしたら駅に戻ってきて海がみえたら嬉しいし、帰りにも海を眺めることで気持ちに区切りがつくような感じがするかも。どちらにしても、駅の反対側にある工場地帯と海の対比も含めて面白い街だなあ。いつまでも眺めていられる風景だ。

そして、日立駅には海を眺められるカフェがついていて朝からやっているので、日の出を眺めた後は朝食を食べることにする。

日立駅


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