台湾にはなんども来ているけれど、台東に来たのははじめて。台湾の東海岸ってちょっと交通の便が悪いこともあるが、落ち着いた昔の台湾っぽい雰囲気が色濃く残っている気がする。そして、街がとても静かだ。沖縄のようでもあり、タイのようでもあり、南国なのだけどこの静かな雰囲気は他のどこにもなくて台東ならではなのだろうな。また行くときのために自分の情報をまとめておくことにする。
台東へのアクセス
台北から飛行機で来る方法もあるのだが、今回は高雄から鉄道でアクセスした。特急列車でも高雄からだと2時間半くらいかかる。僕は途中から各駅停車にゆられていって、これはこれで最高に楽しい旅だったのだが、もう廃止になってしまったとのことでとても残念だ。しかし、どちらにしても結構時間がかかる。そして台東駅は2001年に旧市街地から移転していまは市内から4キロくらい離れた場所にある。将来的には新幹線が通るらしいのだが、それにしても随分不便な場所に駅を作ったなって感じがしてしまう。
台東での宿泊
旧市街地の中心街に泊まった方が便利だろうと僕が泊まったのは、40 INN 背包倉庫四零居 Backpackers Warehouseというゲストハウス。ドミトリー中心だけど個室もあるので手頃な価格帯で居心地がいい。アットホームで小さめのホテルが好きなのであればここがいいんじゃないだろうか。それ以外だとビジネスホテル系はちょっとよさげなものを見つけられず、ちゃんとしたホテルのわりには値段が手頃なシェラトン台東に泊まった方が安心な感じはある。
台東での朝食
食事のなかでも朝食は別立てにしておきたい。というのも台東で朝食の有名なお店は本当に朝しかやっていないから。僕が訪れたのは早點大王と秒殺水煎包というふたつのお店。
早點大王は台湾の他にエリアにもある一般的な豆漿や胡椒餅といったものをだすお店で、秒殺水煎包は水煎包という大きめの焼き小籠包みたいなものをだす屋台みたいなお店。どちらも地元から絶大な人気があって早起きして行く価値があるお店だと思う。
台東での食事・カフェ
Instagramで調べたりしていたのでちょっと偏りがあるかもしれないが、美味しいなあって思ったのは東鼎牛肉麺の牛肉麺はあっさりしたシンプルな醤油ラーメンみたいで、それでいて牛すじ肉が柔らかく美味しかった。老東台米苔目で食べた米苔目もシンプルながらカツオだしの効いた美味しい料理だったなあ。
目目珈琲とかいい感じのカフェが多そうなのだがあまり訪れることができなかったのが残念。津芳冰城のかき氷はここでしか食べられないものだと思うので台東に来たら必ず立ち寄りたいお店だ。
台東の観光
古い建物が多くて旧市街を散歩しているだけでも結構楽しい。なんだか香港の郊外を歩いているみたいな感じに思えるところもあったりする。治安がいいので夜中に散歩していても問題ないのがいところだ。車もそんなに多くなく散歩をしやすい街だと思う。とくに、旧台東駅をほぼそのまま残している台東鐵道藝術村には夕暮れ時にいってそこで夏の残りみたいな時間を過ごし、夜に出店しはじめる屋台を眺めたりするのもいい。
台東のお土産
台東に元々住んでいるアミ族の特徴的な雑貨もいいけれど、手頃でそして便利なのは店舗の軒先に使われているビニール帆布を使ったバッグ屋である東昌帆布行と台東帆布のバッグ類がよい。台東のルイヴィトンっていわれているらしいが、数百円で買うことが出来てほとんど一生ものじゃないかってくらいに丈夫だ。防水性もばっちりでお土産にもちょうどいいと思う。
コメントを残す