日南線の海幸山幸に乗って南郷まで来て、港の駅めいつでランチを食べてふたたび南郷駅に戻る。そこから日南線の終点である志布志まで行き、大隅半島をバスで横断することにした。志布志駅から垂水のフェリーターミナルまでのバスが出ていて所要時間は2時間くらい。普通の路線バスなのだが壮絶に長距離だ。
ということでバスに乗ったしんどい記憶はあるのだが、写真はいっさいなくて垂水港に到着。ここから鹿児島の少し郊外にある鴨池港までフェリーが出ていて1日25往復くらいしている。結構本数があるのでニーズもあるのだろう。所要時間は40分で錦江湾を横断して桜島を眺めながらすすむルートは贅沢な船旅だなあって思う。なにせ船もそこそこ大きいし。
バスが遅れたこともあり、垂水港に出発10分くらい前に到着してぎりぎりで乗船する。のんびりと垂水港から出航していき大隅半島が小さくなっていく。横にみえる海は太平洋の外海なのかあ。天気がいいこともあり海の青さが美しい。夏の海って感じがする。
船内には南海うどんというお店があるのだが、ここのかき揚げうどんが地元ではわりと有名らしく食べてみた。麺にコシがない九州らしいうどんなのだが、だしのうまさが絶品だな。なにより錦江湾と桜島を眺めながら食べるうどんというのが旅の雰囲気があっていい。
フェリーでは船内で寝ているのはもったいないくらい美しい風景がひろがっている。僕はほとんどずっと外にいて景色を眺めていた。とくに桜島をぐるりと半周するようなルートですすむのだが噴煙をあげる桜島の雄大さはいつまで眺めていても飽きることがない。そして、湾を隔てて鹿児島市内が見えてくる。この山のすぐ近くに街をつくるってすごいなと思ってしまう。
鴨池港からは鹿児島の天文館や鹿児島中央駅までのバスが接続していて行くことができるのも便利だ。船での移動って値段や時間の長さに関係なく楽しいものだなあって改めて思った。とくにこの垂水と鴨池のルートは美しい風景が最高に気持ちがいい。
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