「Kotaro Hasegawa Downtown cuisine」下町のすご腕フレンチ

東京の御徒町駅と蔵前駅の中間くらい(つくばエクスプレスの駅からは近い)。しかし、住んでいる人じゃないとあまり行くことがなさそうな東京の下町に予約困難なすごいフレンチがあり、ようやく行くことができた。

日本で2番目に古いという佐竹商店街にある「Kotaro Hasegawa Downtown cuisine」はフランスで修行を重ねたシェフが地元に帰ってきてオープンした小さな料理店。シェフはボキューズ・ドールで日本人初入賞もした方でちょっとすごい人。

古い商店街のなかにぽつんと一軒家のレストラン
気軽にってことでお箸で食べることもできる

しかしお店の雰囲気は肩ひじ張らず、ワインも手頃なものが揃っていてなんといってもお箸で食べられる気楽なフランス料理を提供してくれる。お箸はすす竹を使ったいい箸だし、器も江戸末期くらいの伊万里焼を中心に華やかなお皿に盛りつけられて出てくるのがフランス料理のなかに和食を感じる。

そして、レストランを始める前に訪れた日本各地の生産者の方の写真が飾ってあり、そしてその多様な食材を自由自在にアレンジして出てくる料理は作り手の楽しさみたいなものが感じられて食べている方もなんだか楽しくなる。そして、もちろん美味しいし「なんでこんな味になるのだろう?すごいうまい」って初めての味があったりする。

カボチャのムースにウニのせ
伊万里焼の器が美しい、上には山わさびを載せている

メインの魚料理
肉のメインは鴨肉、器は江戸時代末期の古伊万里
デザートまでしっかり美味しい
食後のコーヒー

お客さんはやはり地元の人が多くて下町の雰囲気がいい。料理も結構テンポよく出てきてディナーでも2時間かからないくらいなのは下町ならではってことみたい。でもまあ、これくらいがちょうどいいのかな。本当にフランス料理という枠を軽やかに越えた素敵な料理の数々だった。

Kotaro Hasegawa Downtown cuisine
住所:〒110-0016 東京都台東区台東4丁目2−10
時間:18時00分~23時00分
休み:日月


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