タリンに滞在中、ヘルシンキへ日帰りで小旅行をしてきた。日本人の一般的なルートとしてはヘルシンキ滞在中にタリンへ日帰り旅をするコースらしいのだけど。しかし、タリンの方が物価が安くてのんびりしているため経済的なのはタリン拠点でヘルシンキ旅だなって思う。
しかし、買いものの楽しさとか街の美しさってことでいえばヘルシンキは圧倒的に美しく、そして買いものは楽しかったな。フィンランドを代表するmarimekkoはもとより、Aarikkaとかアカデミア書店とか買いものが楽しめるスポットが沢山ある。ヘルシンキ大聖堂とそこから眺める街並みもきれいだったなあ。タリンものんびりしていていい街なのだが、ヘルシンキの洗練された感じもまた旅先として魅力的すぎる。
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タリンからはフェリーで2時間くらい。6月のこのあたりは、ほぼ白夜といっていい季節なので早朝から夜中まで楽しめる。ヘルシンキのはずれにある港に到着してトラム乗り場で1日乗車券を購入。クレジットカードで買って7ユーロくらいだったかな。ペラペラな紙のようなカードなのだが、なかにチケット情報が入っていて車内の検札機にタッチして乗車する。ヘルシンキではトラムが市内のあちこちを走っているので、このチケットをもっておくと旅が断然便利だ。
ヘルシンキ大聖堂の前までトラムに乗っていき、ここから旅をはじめることにする。大聖堂にのぼる大階段は舞台のようでもあり、階段の上から眺めるヘルシンキの街並みは本当に美しくて旅のテンションがあがるなあ。ちょっと遠くに見えるヘルシンキ港の海がきらきらと光ってみえる。
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ここからのんびりと街中を散歩していくのだが、公園が多くて気持ちがいい。そして、ヘルシンキに来たら訪れてみたかったアカデミア書店に到着する。1969年にアルヴァ・アアルト設計によって作られた建物は吹き抜けの構造になっていて天井の窓が本を開いたかのように斜めに取り付けられたりしていて、上から入り込む光がやさしく店内を照らしている。ここに来てよかったなあと思える場所だ。
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そして、もうひとつ必ず訪れたいと思っていたのは、ヘルシンキ郊外にあるアルヴァ・アアルトのアトリエと自邸。事前にオンラインで予約が必要な場所となっているのだが、予定を作って訪れる価値がある場所だ。アルヴァ・アアルトはフィンランドを代表する建築家であり、北欧的なシンプルであたたかみのあるスタイルを作りだしている。アアルトのアトリエはアカデミア書店と同じく光の取り込み方に特徴があってすごくやさしい。この場所に来ることができてよかったなって思える場所だ。そして、またいつかふたたび訪れたい場所だ。
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ヘルシンキの市街地に戻ってきてキアズマという通称で呼ばれているヘルシンキ現代美術館をみて、ヘルシンキ港のあたりをぶらぶらとする。Holiday Barでランチをしてヘルシンキでの外食の高さにおどろき、中央市場で色んなものを眺めたり。ヘルシンキ中央駅近くにあるカンピ礼拝堂は外の喧噪がうそのように静かな空間で街中にこんな場所があるってすごく素敵なことだなと思える場所だった。
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そして、ヘルシンキの港近くからトラムに乗ってCafe Ursulaでビールを飲みながら港を行き交う船を眺めたり、近くの公園を散歩したりしているともう夕方近い時間になってしまった。お土産物を探しにStockmann(ストックマン)に行き、あれこれ買いものをしてヘルシンキ中央駅前のトラム乗り場からタリン行きのフェリーが出ている郊外の港へと向かう。
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盛りだくさんなヘルシンキの日帰り旅ではあったけれど、もの足りないといえば全然足りない。すごく好きな街だなって思えるところだったし、今度訪れるときにはもっと時間をとって滞在したいと思う。
この旅の記録:ヘルシンキへの日帰り旅(2018年6月)
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