カンピ礼拝堂に訪れたのは2018年6月。この月以降、礼拝堂の内部での撮影は禁止になるという貼り紙があった。よって、現在は礼拝堂内部の撮影は禁止されている。
ヘルシンキ中央駅そばの広場にあるカンピ礼拝堂はもみの木でつくられた巨大な箱船のような建物。トラムに乗っていても見えるくらい結構大きな建物だ。外の広場は人が行き交う賑やかな場所なのだが、礼拝堂のなかに入ると外の音はまったく聞こえず静寂な空間になっている。
ここは、教会に関する儀式が行われるわけではなく静寂と向き合うための礼拝堂だということ。なので礼拝堂のなかでの会話は禁止されている。音のない空間で天井から漏れてくる光がひだような壁を照らしていて、それがやたらとくっきりと見える。本当に静かでここだけ違う世界に来たみたいだ。
静寂のなかでちょっとひと休みしながらいままでの旅を振り返ったり、なんでここに旅行に来たんだっけって不思議な気持ちになったりする。都市のなかで気軽に立ち寄れる場所としてこういうところがあるのはすごく素敵なことだなって思う。
いまは内部の写真は撮れないけれど、静寂を守るためにはそれがよかったのかもしれないな。
カンピ礼拝堂(Kampin kappeli)
住所:Simonkatu 7, 00100 Helsinki
時間:8時00分~20時00分(土日は10:00-18:00)
休み:不定休
※現在は礼拝堂内の写真撮影は禁止されている
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