エストニアのタリンはEU圏内ではかなり物価が安い街で食事も宿も比較的安価でわりといい選択ができる。レストランなども他の国だと結構いい値段しそうなところだが、タリンだと結構手頃な価格でちゃんとしたレストランで食事ができる。そりゃ、ヘルシンキからタリンまで小旅行する人が多いのもわかる。
そんなタリンのレストランのなかで、定番といえばオルデハンザなのだが料理の質という点でいうと旧市街にある Restaurant Farmが地元でも人気が高くていいレストランだと思う。ヴィル門から旧市街に入ってすぐのところにあるレストラン。最初、予約なしでいこうとしたら満席だったので日を改めて訪れた。なので、もし行くのであれば少人数でも予約しておいた方がいいと思う。
店内はかなり広くてゆったりしたつくりになっている。贅沢な空間の使い方をしている。中央にオープンキッチンがあり、料理をしている姿を見られるのが楽しい。食材やハーブなどが並んでいて豊かな夏の彩りだなって思う。
レストラン名のとおり、野菜はかなり美味しくてトマトのサラダは絶品だった。家でも再現してみたのだがプチトマトにバジルなどのハーブをちらして白ワインビネガーをベースにしたドレッシングをかけている。トマトは目の覚める鮮やかな美味しさだったな。
そしてメインの肉類はジビエが豊富で、トナカイや鹿、野ウサギなどがある。日本よりもジビエに対する距離が近いのは食べるための飼育をあまりしていないのかもしれないな。野性味ある旨みが凝縮された肉を大切に食べることにする。ワインはグルジア産のものが主流で素朴だがしっかりした味わいが料理にあう。
接客も料理の質や新鮮さなどタリンでもトップクラスのお店だがそれでいて、日本の物価から考えても拍子抜けするくらいに手頃な料金に感じてしまう。タリンに宿泊する予定があれば是非とも夕食を食べる価値があるレストランだと思う。
Restaurant Farm
住所:Müürivahe Tänav 27b, 10140 Tallinn
時間:14:00(金土12:00) – 22:00
休み:不定休
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