タリン駅に隣接している賑やかなBalti Jaama Turgとはまたちょっと違っていて、本当に地元の人しかいないのはタリン中央市場だなと思う。旧市街からはトラムに乗って少し移動したところにある。
旧ソビエト時代を思わせる大きな建物のなかには生鮮食料品のお店などが建ち並んでいる。魚などはあまり鮮度がよさそうではなく(すぐ横が海なのに)、どちらかというと肉類の方が充実している。ハムやソーセージなどの加工品はかなり美味しそう。そして、ここでは現金商売をやっているのがエストニアにきて珍しいと思ったところだ。
この建物の雰囲気や市場の感じはイポーやチェンマイといった古くからある街の市場を思い出させるものがある。生活に密着した場所という感じ。買ったものを少し食べたのだがすごく味わいが濃くて美味しいハムだった。
市場は外にもあって、こちらは野菜などを売っている。値段はタリン駅のBalti Jaama Turgより安いなと思ったのと、エストニアの地方から直接ここに売りに来ている人たちがいて産地直送っぽい感じがある。この市場おもしろい、そして楽しい。
古着屋などもあるのだが、テリスキヴィとは違ってこちらはリサイクルという感じの強い古着店だ。下着の古着まであってエストニアの貧富格差のようなものを感じる。一部では写真撮影を頑なに断るお店があったりするので写真を撮る際にはお店の人にひと声かけたほうがいいと思う。
とはいえ、市場が好きな旅人にとってはすごくおもしろい場所だった。
Tallinn Central Market
住所:Keldrimäe 9, 10113 Tallinn
時間:7:00 – 18:00(土日ははやじまいあり)
休み:不定休
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