中世に作られたタリンの旧市街地は丘に作られていて、丘の上まであがると街を一望する展望台がいくつかある。ここから見える旧市街の赤い屋根の家や教会は絵本の世界のようだ。小さくコンパクトにまとまっていて、そして美しい。
旧市街のなかを歩いていると急に展望台へ行く道が出てきたりするのだが、そのなかでも有名なところを回ってみたのでまとめてみることにする。
パットクリ展望台(Patkuli Vaateplatvorm)
旧市街地の丘のなかにある展望台のなかではもっとも高台にある。タリン港に泊まるフェリーや湾の向こう側に広がるタリンの住宅街、反対側には赤い屋根や教会の向こうにはViru Keskusのビルまで見える。人気のある展望台なのでピーク時には写真を撮るのもひと苦労だが、朝のひとときにくれば空いてる。
ただし午前中は逆光なので写真をきれいに撮影するならば夕方以降に来た方がいいと思う。そして展望台は夏でも吹いてくる風はつめたいので、ちょっと風をしのげるものがあった方がいい。
コフトウッツァ展望台(Kohtuotsa Vaateplatvorm)
パットクリ展望台より少し標高が下にある展望台、こちらの方が旧市街の街並みが近くよく見えるのできれいという評価もあり、これはもう個人の趣向の問題かなって思う。
たしかに、こちらの方が標高が低い分、旧市街だけが視界に入ってくるので絵本の世界観みたいなものを堪能することができるかも。展望台としての混雑もパットクリ展望台ほどではないのでゆっくりできるのもいいところだ。
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旧市街ではなく、新市街の方へ向いている展望台。なので、あまり人が居なくて静かな存在だ。駐車場の脇にある公園が展望台だったとかそんな感じ。見える風景はタリンの新市街であり、取りたてておもしろいものではないのだが、森に囲まれたオフィスビルとかあんなところで働いたらどんな感じなのだろうかと思ったりする。そして、なにしろ人がいなくて静かなのでのんびりできるのがいい。ベンチに腰かけてひと休みするにはすごくいいところだ。
どの展望台もそれぞれの魅力があっていいところだなって思う。タリン旧市街の展望台はすべて無料でアクセスできるので、旧市街めぐりのハイライトじゃないかなって思う。
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