奈良美智の個人美術館「N’s YARD」へ行ってきた。

奈良美智の個人コレクションをあつめた美術館が那須にできたと聞いて行ってみることにした。そういえば那須にアトリエをつくって住んでいるって聞いたな。Twitterとかで見える風景によく似た森のなかに小さな美術館があった。外からはそこが美術館があることが全然わからなくて、会員制のホテルみたいな感じもする。

奈良美智というとすごく昔に弘前まで観に行った「A to Z展」が素晴らしすぎて、そのときの余韻がいまだ僕のなかに残っている感覚がある。あれは本当にいままで観たアートイベントのなかでも最高に楽しいものだった。

わりとコンパクトは美術館
納屋もかわいい
チケットもかわいいのです

それはさておき、N’s YARDについて。駐車場に車をとめてスロープをすすむと大きなコンテナのような建物が見えてくる。これが美術館でなかにはショップとカフェも併設されている。公共交通機関でのアクセスはかなり難しく車でくるところだと思う。

美術館すべてが奈良美智の作品や、作品を作る上で影響をうけたポスターやレコードジャケットなどが展示されていて奈良美智という人となりみたいなものをパーソナルに感じられる場所になっている。展示されている作品はそれほど多くなく、奈良美智といえばこれという小さな家もひとつあるだけなのだが、細かいところまできれいに揃って並べられていたり、これはどういう意図でここにあるんだろうって考えたりそんな風に眺めていると結構時間は経ってしまうものだ。

屋外展示の「森の子」

 

本当に森に佇むかのようだ

撮影が許可されているのは美術館の裏手にある「森の子」という作品。これは入場料を払わなくても観に来ることができるというサービス精神がいい(2021年追記:現在はこのエリアに入るにも入場券を買うようにルール変更がされてサイトにも明記されています。ご注意ください。)。森の子はもみの木をモチーフにしているとのことで大きなとんがり頭がかわいい。青森県立美術館にいる森の子よりもちょっと小さくて、ちょっと右頬がふっくらしているとのことだが、そんなことを見比べてみるのも楽しいかもしれない。

ショップにはミュージアム限定のグッズなどもあり見どころや買いもののしどころは沢山ある。那須を観光していく際に新しい見どころができたなあって思う。季節を変えて何度でもきてみたいところだな。

N’s YARD
まわりに広がる那須の風景も美しい

N’s YARD
住所: 栃木県那須塩原市青木28−3
時間:10:00 – 17:00
休み:火水、冬期12月-翌3月まで休館


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