秋の京都旅で眺めてきた源光庵の悟りの窓(そのときの記事:源光庵のふたつの窓「迷いの窓」「悟りの窓」をみてきた)。なんだか色々と思うところもあり、どうしたものかなというときだったので、こんな風に静かな場所で色々と考えるっていうのもいい経験だなと思っていた。そして、いつかまた季節を変えて訪れてみたいなと思ったのだが、新緑の季節にふたたびやってくることができた。
源光庵には地下鉄烏丸線の北大路駅まで行って直結している北大路バスターミナルから市営バス(市営北1)に乗って20分くらい。住宅街のほそい坂道をぐいぐいとあがっていった先にある。バス以外には公共交通でのアクセスはちょっと難しいのでバス利用がおすすめ。
拝観料をはらって境内に入る。新緑が目に鮮やかで気持ちがいい風景だ。悟りの窓からみえるもみじはわずかなのだが、秋にみたときとはまた趣が異なる美しさがある。そして、ここまで来ると京都市外の喧噪からはなれて静かにのんびり過ごせるのがいいなって思う。以前とはまた違う気持ちで悟りの窓を眺められたのもまた、心新たにするところがあるなっていう感じがする。
前回来たときに観ていなかったのだが、本堂の天井は1600年に起きた伏見城の戦いで自害した血のついた床材を供養のために再利用している血天井というものがある。血を踏んだのだろう、足跡があったりしてなまなましい。
2019年から2021年まで長期にわたる改修工事が予定されているので現在はみることができないのだが、また時期を変えて訪れたいと思うところだ。
鷹峰山 源光庵
住所:北区鷹峯北鷹峯町47
時間:9:00-17:00
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