チェンマイには何回も来たことがあり、一泊300円そこそこのゲストハウスから、ちょっと高級なホテルまであれこれ泊まってみたけれど、印象に残る宿ということであれば、このタニータハウスになるかなって思う。
ざっくりと、このホテルの特徴はこんな感じ。
いいところ
- 建物の雰囲気は抜群によい。
- 立地は市街地からはやや離れているが、レストランなども多いので悪くはない。
- 周囲にコンビニなどはないが、ドリンク類は宿が無料で提供してくれる。
- スタッフのホスピタリティは抜群。
いまいちなところ
- 部屋はちょっと狭くて暗い。
- 水回りはまあ民宿レベル。
- 蚊が多いので注意が必要。
予約はHostels Worldというゲストハウスを中心に取り扱っている予約サイトを利用。ロンリー・プラネットが関わっているみたいで、はじめて利用してみたがちゃんと予約できていた。予約はデポジット制で、決済は現地でやるというスタイルも便利だと思う。
宿の建物は、北部タイ地方に古くからある木造建築のスタイル。はじめてきたのに、なんだか懐かしいキブンになるし、とても暖かい雰囲気がある。これにはタイ人も郷愁があるみたいで、この宿が人気なのが分かる。夕方、ホテルに戻ってきたときとかは、きれいすぎてなんだか意味なく涙でそうになるもの。
前に映画であった「アタックナンバーハーフ」の主人公が住んでいた家を思い出した。あれも、たしか北部タイ地方の話だったよな。
立地としては市街地からはやや離れていて、周囲にはコンビニなどもないのだが、徒歩数分圏内には結構おいしくて人気のタイ料理店もあるし、そしてなにより宿の共有冷蔵庫に入っているドリンク類(水、牛乳、ヨーグルト、ジュースなど)は全て無料で提供されているので不便さは感じない。むしろ、これが助かった。
客室はバンガロータイプで数が少ないので、アットホームな感じがある。
アンティークショップのギャラリーが併設されていて、共有スペースにも所狭しと感じのいい雑貨が飾られていて、眺めているだけでも結構楽しい。
朝食は半セルフサービスだが、日本でも話題になってきているグラノーラなどのシリアル系などもあったりして、タイの雰囲気ではないけれど自然派志向な感じがする。だいたい、外でタイ料理ばかり食べているので朝食くらいはシンプルなのがいいかもしれないな。
客室のなかは結構狭くて、ちょっと暗い。水回りも清潔にはしているけれど、そこはまあ民宿レベルだと思っておいた方がいい。日本的な感覚からするとちょっと不便に思うところもあるかもしれない。アメニティ、ドライヤーなどはないです。
そして、蚊が多くてこれには結構困った。近くの裏通りにあった雑貨屋さんで蚊取り線香を買って来て、毎晩のように蚊と格闘したな・・。これはちょっと時期的なものもあるかもしれないが、注意が必要。
でも、テラスでぼけーっとしたりするのはまた楽しいので、ホテルステイもそれなりにいけるとは思う。
そして何より、宿のスタッフのホスピタリティには心あたたまる。オーナーの女性は英語が堪能でコミュニケーションには問題ないし、なにより暖かくて優しい。タイ人には貴重な存在だと思うが、時間にもとても正確ではっきりしている。他のスタッフはタイ語しかできない人が多いけれど、一生懸命に伝えようっていうところがあっていいなって思う。
古きよきチェンマイのゲストハウスの雰囲気を素敵に残していて、こういう宿はいいよなあって思う。
ちょっと雰囲気重視で、人を選ぶところがあるけれど、チェンマイのホスピタリティを感じるには、僕はとてもいい宿だなあって思う。
ちなみに、Google Mapではこの宿がきちんと検索されず、タイ語で出てきた結果についても位置情報が微妙にずれているので注意が必要。現地で検索してきたのだが、ただしくは以下の位置となる。タニータハウスのページにある地図をプリントアウトしてもっていた方がいいかも。
しかしながら、立地の利便性と快適さとコストパフォーマンスを重視するのであれば、ターペー門のすぐ横にある大きなホテル「アモーラ ターペー (Amora Tapae Hotel)」に泊まるのがいいかと。そっちは取り立てて特徴のないホテルだけれど、便利であることに間違いはない。
タニータハウス (Tanita House) の予約はこちらから
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