冬に通った松本から長野までの篠ノ井線。途中でとおった姨捨駅からの風景は「日本三大車窓」というだけあって雄大で美しいものだった。
前回の旅:篠ノ井線の姨捨駅「日本三大車窓」を通って長野までの列車旅
今回は青春18きっぷも使えることだし、ちょっと夜景を見てみようではないかと、松本から姨捨まで夜景を見るためだけに電車を乗ってきた。
北アルプスの信濃大町呑み歩きから松本まで戻ってきて、少し酔いをさまして、松本発 19:14の篠ノ井線に乗ると約40分ほどで姨捨まで行くことが出来る。姨捨着は19:56。姨捨から松本までは 20:22発で松本着は 21:04となる。
僕は松本から普通列車で行ったのだけど、ちょうどついたタイミングで長野からは夜景をみる観光列車が来るところだったみたいで駅は賑わっていてなんかちょっとよかったなと思う。普段であればすごく静かな駅で20分ほど夜景を見ることになっていたと思う。
9月のはじめの姨捨駅はすでに秋で、電車を降りるとひんやりとした空気だった。乗っている電車も人はまばらで松本で遊んでどこかで降りていく人ばかり。姨捨に着くころにはほとんど乗っている人もいなかった。
空気が澄んでいたこともあり、善光寺平の夜景はキラキラとしていて、まるで粉砂糖をまぶしたような風景だ。サンテグジュペリが「南方郵便機」で書いたんだっけかな、この光のひとつひとつに家があって生活があるのかと思うとすごく神聖で大切な風景のような気がする。
ひらけた昼間の風景もいいけれど、この夜の風景もまた人の暖かさを感じる美しいものだなあ。ちょっと酔っ払っていたけれど、わざわざやってきてよかったと思えるものだった。車だとだいぶアクセスするのが面倒そうな場所なので、列車でやってくるのが一番いいと思う。そして、他の日本三大車窓がどんなものなのか気になってきた。
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