打ち上げ花火を真下から見た – 飯岡花火大会

みんなが隅田川の花火大会をみているときに、ぼくはといえば、岩井俊二監督の初期の名作である「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」の舞台となった千葉県の飯岡の海岸でやっている花火大会をみてきた。

これ書くにあたって、作品を少し調べたのだけど、1993年の発表で今年で20年経つのか!と驚いた。そりゃこの作品のヒロインだった奥菜恵も結婚して離婚するよな・・って感慨深い。でも、そりゃ当時の彼女はかわいかった(いまはきれいって感じ)。

で、その飯岡の花火大会なのだが、あれからバイパスができて町は一変したし、さらには合併されて旭市になったし、2011年には津波の被害にあったりと色々な出来事があったのだが、花火大会だけは2011年以外はやっていた。これだけは変わりがない。

この花火大会を横から見る場合には、ちょっと離れたところにある飯岡灯台から眺めることになるのだけど、風が強くないと煙で花火がほとんどみえなくなるので注意が必要。でも、比較的空いているし、かえりもラクにいけるし、なにより珍しいのでおすすめ。

迫力重視の場合はなんといっても海岸でみるのがおすすめ。今回は花火が上がる30分くらい前に車で行ったのだけど、5~10分くらい歩いたところに車停めて行く感じです。地元の祭りっていう感じなので結構ゆるく行っても大丈夫。

僕がこの花火大会がドラマとは別に好きなのは、その規模のほどよき小ささ。1時間くらいで終わるので、途中で飽き足りすることなくいい頃合いに終わるのと、比較的空いているので、そんなにギスギス場所取りしなくてもいいところが、いい雰囲気で好き。海の家でご飯食べながらとかでもみることできるし。

今回は浜辺に出てかなりの至近距離でみたため、打ち上げ花火を真下からみた感じになり、花火というより大爆発に巻き込まれたかのような感じだった。スターマインとかの残り火が流れ星のように降り注いできたときには、あまりのきれいさに感動するとともに、ここで可燃性のものを身につけていなくてよかったと思った。

ということで、隅田川で押し合いへし合いでみる花火もいいのかもしれないけれど、こうした地元の小さな花火も楽しいものでおすすめです。

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?


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