酒田といえば、庄内の中心地で漁港もあるし、庄内米もおいしそう。そして地名からして日本酒がうまそうだし、いまは6月末で岩ガキのシーズンがはじまっている・・。
となれば、これはもう、うまい和食を食べるしかないなということで、いろいろ探してみて訪問したのは「鈴政」というお寿司屋さん。最近の食べログの評点はあまりアテならないというのが実感なので、とりあえず予約していってみた。
通されたのはカウンターで、頼んだのはおまかせ握りの3,150円。板前さんが目の前で握って出してくれるのだけど、これが意外に感じるくらいの江戸前スタイル。目の前に漁港があって、新鮮なものをどうだ!と出してくるのかと思いきやの江戸前のちょっと目先を変えた洗練された握りが出てきて、ほとんどの握りは醤油をつけずに食べるスタイル。
これがまた、都内で食べたらいったいいくらになるんだ?と考えてしまうくらいにうまい。僕のなかではここまで来る時間と費用とこのお店の料金を足しても、ここで寿司を食べれば都内で寿司を食べるよりお得じゃないかと思うくらいに美味しい体験だった。
まあ、常連さんがひっきりなしに来るのもそれは頷けるし、お店が常連さんびいきになるのも分かる。だって、こんなステキなお店を支えているのは常連さんなんだもの。そこを少し場所を借りてぼくらみたいな旅行者でも美味しいお寿司を食べられるのは、これはありがたい。うまい、また来たい。
週末に行くときには予約しておいた方がいいかと思います。握り自体は結構さくさく出てきて、あまり待つこともありません。お酒も楽しみたいし、もっとゆっくり出てきてもいいんだけどなと思ったくらい。
またお寿司以外の和食もおいしいので、ぜひ試してみてください。高度に洗練された高級寿司を手軽に食べるにはこんなにいい店はないんじゃないかと思います。また来たいくらい。
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