バガンの寺院巡りをする際に活躍するのは電動自転車の活用になる。
自転車といっても日本にあるようなアシスト的なものじゃなくて、原付電動バイク(ペダル付き)という感じのもので、時速30キロくらいまで出すことができる。
今回の旅で僕ははじめて電動ではあるけれど、バイクを運転してみたのだが、これはかなり楽しいものだった。電動自転車が一般化しているのと、バガンの町はまだまだ交通量がそれほど多くないからこそできることなのかもしれないが、これは絶対におすすめできる。
スキル的には自転車に乗ることができれば問題なく運転できるはず。ブレーキや、ライトや方向指示器、充電状況などは借りる際に十分にチェックをした方がいいし、少しでも問題あれば別のものを出してもらうこと。
僕は宿泊していたアメージング バガン リゾートでレンタルをしたけれど、1日8時間で800円くらいだった。町中にもレンタルショップは結構あるけれど、相場的にはあまりかわりなさそう。
ちなみに、車や馬車などで移動すると1日35ドルくらいかかるらしいので、圧倒的に電動自転車で巡るのがおすすめ。ざっくりとした移動時間としてはニャウンウーからオールドバガンまでは15分程度、そこからニューバガンまでは20分くらいだが、ニャウンウー~オールドバガン間に比べて、ニューバガン~オールドバガン間は比較的アップダウンがあるため時間がかかる印象。
1日4~5時間くらい、乗り回したところ充電が残り20%くらいのところまで減ってしまったので、がんがん遺跡を巡る場合はエコ運転を心がけないと、帰り道に途方に暮れることになる可能性がある。
寺院めぐりについては、とりあえず最初に行くことをおすすめするのはアーナンダ寺院。特徴ある建物は遠くからでもよくわかる。規模はそれほど大きくないが、境内の木陰でのんびりしつつ滞在するのもよい。近くにはスタービームといういいビストロもあるので食事休憩もできる。
夕暮れのサンセットはシュエサンドーパゴダで過ごすのがあまりにも有名。早めにいかないと遺跡にのぼることすらままならない状況になるが、それでも最近のシェムリアップのプノンバケンとかに比べると全然ましな方だと思う。
大小さまざまな寺院がシルエットになりながら風景にとけていき、やがてエーヤワディー川の向こう側へと去って行く太陽を眺めるのは最高の贅沢な体験。どんなに騒がしい観光客でもこの風景をみている間は優しい雰囲気になる。
このほかにエーヤワディー川のサンセットクルーズ船発着場所にあるたまねぎみたいなかたちしたオブジェがあるブーパヤー・パヤーから眺める川も美しいし、夜はライトアップされたゴドーパリィン寺院には圧倒される。このあたりは夜でも人通りもあるし、20:00くらいまでなら寺院内にも人がいるので、夜間参拝にもきてみて欲しい。
僕は正味2日間の滞在だったのだが、あまり頑張らない旅のスタイルということもあり、ほとんど見てまわれていないなという印象。これはこれで、バガン寺院巡りのダイジェストくらいにはなっていると思うので満足はしているけれど、いい写真をとったり地元の人と出会いながらみたりということであれば4~5日はかけてみてもいいのかなと思う。
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