千葉県の人が「千葉って東京の隣に北海道があるようなものだ」と話しをしていることがあったのだけど、まさにそんな感じがする。久留里線の平山駅は青春18きっぷのポスターにもなったことがある旅情ある風景が残る駅で行ってみることにした。
駅前はちょっとした広場になっていて、車を停めることができる。久留里線と平行するように久留里街道が通っていて高速がバスが東京まで通っているようだ。そして、どうやらバスの方が本数が多い感じする。このあたりの人たちは鉄道よりバスの方が利用しているのかもしれないな。
というのも、久留里線は関東圏にある駅でもトップクラスに本数が少なく、早朝に何本か通ったあと、9時から14時くらいまでこの駅を通る列車は存在しない。なので、鉄道で気軽に訪れると絶望的な気分になる可能性がある(または頑張って隣の久留里駅まで歩くとか)。
しかし、駅の風景はここが東京から1-2時間で来ることができるとは思えないくらいにのんびりとしている。訪れたのは5月。田植えが終わったばかりの風景は、水田のリフレクションが空をうつしだしていて美しい。千葉にこんなところがあるなんて。
しばらくすると、そのレアな久留里線がやってきた。高校生が乗りこんでいく。ここから毎日かよっていくのかあ。のんびりしたところだが通学は大変だよな。
駅からちょっと離れたところにある跨線橋からの風景は里山の風景がちょっと北海道っぽい感じがある。久留里線は電化されていないので、列車を遮るものがなく風景がとにかくきれいだ。東京から手軽にいける場所としてここまでのどかな場所ってなかなかない。鉄道で来るには案外面倒なのだが、車だと東京からわりと近いのでローカル線の気分を味わいに来るのもいいかもしれない。
平山駅
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