タリン観光といえば世界遺産にも登録されている「タリン歴史地区」と呼ばれているタリン旧市街の散歩だろう。旧市街は道が細い道が入り組んでいてスマートフォンのGPSがたまにうまく反応しないときがあるので、事前にタリンツーリストインフォメーションで地図を入手しておくのをおすすめします。
タリン旧市街は1219年にエストニアを占領したデンマーク人によって作られた城塞が起源となっているその後、13-18世紀にかけて城壁がつくられたり、教会が作られたりして発展していきそのままの状態がいまだに残されている。車が通るのも困難な細い道があったりするのは尾道みたいだなって思ったりしながら散歩していた。
旧市街のなかにはいくつか教会があるのだが、印象に残ったのはアレクサンドルネフスキー教会かなあ。ロシア正教の教会なのだがエストニアではロシアへの恐怖と差別を感じることがあり、ロシア語をほとんど聞くことがなかったのだが、この教会のなかではロシア語を話している人たちがいて、エストニアにいるロシア人が安らげる空間なのだなと感じた。
トームベアの丘と呼ばれる旧市街をあがっていくとところどころに展望台があって、そこから眺めるタリン旧市街の風景は絵本のようだ。とくにパットクリ展望台(Patkuli Vaateplatvorm)からの風景は美しかったな。
しかし、そのあと訪れた聖オラフ教会の尖塔から眺める風景には圧倒された。かつて世界一高い建物だったこの教会の尖塔まであがってタリンの風景を一望できるのだがここから眺めるタリンは展望台は圧巻の風景。長く辛い階段をひたすらあがっていくのだが、これは訪れた方がいい場所だ。
旧市街の中心部は市庁舎のあるラエコヤ広場。ここにはヨーロッパ最古の薬局である「Raeapteek」があり、休日には広場で市場が開かれることもあって賑やかな場所になっている。
じつは旅を終えた後に、観てなかった場所もあったのかって知ったのだが、それはともかく地図を片手にのんびりを街歩きを楽しめるという点ではタリン旧市街はすごく楽しい場所だった。治安は総じていいので安心して散歩ができると思う。
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