タリンの中心部であるラエコヤ広場(市役所広場みたいな意味)にある小さな薬局「Raeapteek」は1400年のはじめには既に営業を開始していたとされており、正式に確認できる創業は1422年という、すでに600年くらいの歴史ある薬局である。ヨーロッパ最古の薬局といわれているくらい古い。
いまはタリン市が運営する薬局になっていて、普通に薬局としての機能がメインなのだが、半分くらいは博物館のようになっていて、これはこれで興味深くおもしろい。そして、この場所は市役所広場にあるためなのかタリンの地元の人にとって、ちょっとした社交場みたいな感じになっている感じもある。
現役の薬局ではあるけれど、観光地化されているので普通に入って写真撮ったりすることも可能。見どころは天井からつるされたワニとか古くから伝わる紋章とか、なぜか売っているマジパンとか。どうやらマジパンはその昔、薬として販売されていたらしい。タリンではマジパンは結構売られていて(いまはお菓子屋がメイン)、それを作っている光景もまた楽しいと思う。
造りも展示されているものもアンティークなものばかりでインテリアを観ているだけでもおもしろい。Raeapteekオリジナルの薬やコスメなどもあるので(そんな安くないけど)、お土産に買ってみるのもいいと思う。
Raeapteek
住所:Raekoja plats 11, 10146 Tallinn
時間:10:00 – 18:00
休み:日曜日
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