「ペリメニヤ」(Пельмения)サンクトペテルブルクでもペニメリを食べる。

モスクワで食べて感動したシベリア料理のペニメリという餃子の仲間みたいな料理(モスクはではレーピム・イ・ヴァーリム(Лепим и варим)がおいしかった)。サンクトペテルブルクでも人気のお店があるということで行ってみた。ロシア料理も好きなのだが、日本で食べている料理と親近感を感じるペニメリは気になってしまう。

ペニメリヤ(Пельмения)はサンクトペテルブルクの中心部、フォンタカ川にかかるアニチコフ橋からすぐのところにある。このあたりはリバークルーズの船も沢山行き交っていたので旅行者も訪れることが多いと思う。僕がサンクトペテルブルクに来たタイミングは夏至だったのだが、モスクワと違ってすごく寒くてとてもじゃないが船に乗るような気分にはなれなかったな。まあいいや。

お店の外観、並んでいることが多い
ノーマルなペニメリ
肉がたっぷり

さて、ペニメリヤ。地元でも人気店らしくだいたいはお店の前に人が並んでいる。僕も最初に行ったタイミングでは結構並んでいたので時間をずらして訪れた。店内はシンプルでおしゃれ。店員さんも普通に愛想がよくていい意味でロシアっぽさはない。英語も通じるのですごく楽に食事を楽しめる。

料理はもちろんペニメリがメインなのだが、メニューを眺めているとジョージア料理のヒンカリやイタリア料理のラビオリ、さらには小籠包や餃子まであって世界の点心的料理を楽しめるという面白いコンセプトだった。東京にも餃子だけじゃなくてこういうコンセプトのお店あったら面白いのに。

ラビオリ

ということで、僕はひとり旅で食べられる量に限りもあるのだが意外といろいろいけそうと思い(なにせ安かった)ペニメリを2種類にラビオリまで食べることにする。ペニメリはいい肉を使っているのか脂っこさはなくて赤身肉のような肉の旨みを濃く感じる美味しさ。つけあわせにでてくるヨーグルトとあわせるとまた味わいがかわりこれもまたうまい。もうひとつはじゃがいもとチーズという組み合わせなのだが、じゃらいもがクリーム状になっていて舌触りもうまく、肉が苦手な人はこれもありだ。

そしてラビオリ。まず見た目がパイみたいでちょっとかわいい。これもお酒が飲みたくなる味だなあ。どれも美味しくて制覇したくなる。ペニメリそして餃子の料理世界は奥が深い。値段も手頃なのでサンクトペテルブルクに訪れたら行ってみる価値があるレストランだと思う。

ペリメニヤ(Пельмения)
住所:набережная реки Фонтанки, 25, Санкт-Петербург, 191023
時間:11時00分~23時00分
休み:不定休