いままで色んなお店で親子丼を食べてきて、僕としては千葉の小見川にある「水郷のとりやさん」で食べる水郷どりの親子丼が好きなのだが、東京の築地で本当においしい親子丼を食べることができた。
築地市場の場外にあるお店で本店は茅場町にあるみたい。創業が明治40年(1907年)というから、ゆうに100年以上の歴史がある。1907年にはなにがあったんだろうって調べたら夏目漱石が「虞美人草」を発表した年だった。それだけでやたら昔だと思うわけです。
ここは鶏肉専門店が直営する食堂だけあり、鶏料理しかない。親子丼は素材などの違いで何種類かあるのだが、ちゃんと値段とクオリティのバランスがとれている。高いものだとモツとか入っているのだが、ものすごい新鮮で臭みもなく美味しい。
なにより、専用の小さなフライパンで手際よく半熟状態で作り上げられる親子丼は鶏白湯スープを割り下に使ったもので見た目にもきれい。一緒についてくる鶏スープも出汁がよく出ていて美味しい。親子丼にモツをいれると、この旨みがまた濃厚で御飯抜きでお酒と一緒に食べたくなるくらい。
築地といえば、海鮮という印象があるけれど、それだけではないということだ。意外と穴場なお店なので築地に行ったら一度は行ってみるのがいいと思う。
鳥藤 分店
住所:東京都中央区築地4丁目8−6
時間:7:30-14:00
休み:日祝
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