季節はいつの間にか秋。とはいえ、紅葉まではまだ時間のある初秋の中之条を旅してきた。
今回の旅の目的は2年ごとに開催されている「中之条ビエンナーレ」を観るということ。越後妻有や瀬戸内とも異なる、とても小さなアートイベントだけど、その分みんなが手作りでやっている暖かいイベントだなあって感じられる、とても好きなアートイベントだった。はやくも2年後が楽しみ。
今回は、あらかじめ前売り券を買っておいたので、都心からもっとも遠い六合から暮坂、沢渡を通り、四万温泉で宿泊。翌日は伊参、中之条エリアと巡ったのだが、このルートだととても効率的にみてまわれるのでおすすめできる。
宿泊したのは、四万温泉にある酒屋さん兼民宿の中村屋。地酒が豊富にそろっていて、日本酒好きにはたまらない宿。ぜひとも「大吟醸飲み比べプラン」で泊まってみてもらいたい。これは損がないと思う。
食事に関しては、四万温泉にあった柏屋カフェで温泉マークのラテは観てみた方がいいと思うし、霊山たけやまにある蕎麦屋は絶品だった(長英そばは除く)。
そして、そうそう。お土産には四万温泉にある高田屋で、温泉まんじゅうを買って帰ることをお忘れなきよう。このまんじゅうは掛け値なしにうまい。
この他、中之条エリアの里山の風景は、越後妻有とはまた違った風情がある。
六合エリアの谷間を切り開いて、そこで小さな田んぼと蕎麦畑がパッチワークのように敷き詰められている景色は、ここでしかみられないんじゃないかと思うくらい輝いてみえたし、伊参エリアの棚田や、草花も印象的。なんかすっごい豊かなところだなあって思える。
あと、見逃しちゃいけないのが四万温泉の水の色。とても深い群青色の流れは絵本に出てくるような不思議な色で、夕暮れ時の風景はまた格別に美しい。日没前後からはじまる「しまあかり」のインスタレーションも見逃せないところ。
このほかにも、色々と思い出の深い旅になったのだが、なにせ食べるものがどれもこれもおいしくて、すっかりまるまると肥えてしまった・・食欲の秋おそるべし。
今回の旅の記録はこちら:中之条ビエンナーレ2013
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