ニテロイ現代美術館をみてきてセントロに戻ってきたついでに、旧大聖堂にもいってみた。
セントロの船着き場から徒歩10分くらいのところにあって、メトロの駅も比較的近い。周囲はオフィス街で、お昼時には屋台みたいなものも結構でてきていて賑わっている。
ここは19世紀にかけてつくられて、ブラジル皇室の礼拝堂となっていた。そして、1976年に現在のカテドラル・メトロポリターナが作られるまではリオデジャネイロ大司教が置かれていたこともあり豪華絢爛といった大聖堂になっている。
外は真夏の暑さなのだけど、なかに入るとひんやりとした空気が気持ちがいい。風がうまく吹き抜けるようになっているみたいで、通り抜けていく風が心地よく感じる。それにしても、なかの豪華さはヨーロッパにいるかのようだ。
もはや旧大聖堂となっているのだけど、いまだこちらの方が大聖堂としての風格がある。細かい装飾なども美しく、天井まで細部にわたって作り込まれているので、気楽にきてみたものの思いのほか見どころが多かった。
とくに信仰心が強くなかったとしても、あの新しい直線的なデザインのカテドラル・メトロポリターナと、この優雅で伝統的な旧大聖堂はあわせて見ておいた方がブラジルの感覚を理解できるような気がする。
ノッサ・セニョーラ・ド・モンテ・ド・カルモ教会(Igreja de Nossa Senhora do Monte do Carmo)- リオデジャネイロ旧大聖堂
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