セララバアド 2016 春メニューは圧倒的に美味しくて美しい
宮澤賢治の「アラムハラドの見た着物」に登場する子供の名前からつけられたセララバアド、これで4回目の訪問なのだけど、毎回驚きと美味しさと、美しさを感じる体験がある。
今回は東京メトロの代々木公園駅から徒歩で向かったのだけど意外と近くて、渋谷からのアクセスだとひょっとするとタクシー使うのとそんなに変わらないんじゃないかと思うくらい。夕暮れ時の富ヶ谷界隈を散歩しながら歩くのは気持ちがいい。
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2016年の春メニューは以下の通り。季節感と自然さを感じさせるメニューの構成。
- 鯛茶漬け
- 枯山水
- 春の高原
- 春の大地
- ホタルイカ 小玉ねぎ
- 桜海老 ウド 海藻
- ヤマメ 芹 ホワイトアスパラ
- ホロホロ鳥 クレソン
- 春の大地 II
- パチパチオレンジ
- オリーブオイルグミ
- 和紙
- よもぎ
今回もまた、メニューがかわいい。レーザーカッターで1枚ずつ切り出しているとのこと。お店に入って最初に出会うメニューからして手がかかっている。

メニュー
コースはまずは鯛茶漬けからスタートする今回のメニュー。
出だしから〆の料理かよって、どんなのが出てくるのだろうかと思っていたら、たしかにアミューズっぽい見た目のものが登場してきた。で、ひとくちで食べてみると、口の中で感じるのはまさに鯛茶漬けの味。いきなり、驚きをもってはじまった。

鯛茶漬け
カウンター席で次々作られていく料理を眺めながら楽しめるのは楽しい。橋本氏をはじめとした料理人のひとたちの動作、料理がつくられていく様はまるで舞台をみているかのようだ。今回訪れたのは春メニューも終盤の時期だったので、かなりこなれていて見ていて安心できるところ。千秋楽の舞台っていう感じ。


今回はノンアルコールのメニューを頼んでみたのだが、どのドリンクも意外性がありつつ美味しくて、アルコールのドリンクコースにひけをとらない。ここならば、ノンアルコールのドリンクコースでも充分に楽しめると思う。

ノンアルコールのドリンクコースは夢があって楽しい

枯山水

石のようにみえてじゃがいも
続いて出てきたのは枯山水。下の白砂は岩塩でできている。岩のひとつがジャガイモで出来ていて食べることができる。アボガドのムースで食べるのだけど、なかがほくほくでこれは絶品。アボガドのムースみたいなのが溶けてしまうので急いで食べた。

春の高原がつくりだされていく

春の高原

春の高原に蝶が舞う
去年も感動した春の高原。お皿というか容器のなかに高原の草花がいれられていて、その上には泡というかスープというか、花の香りがするものだった、お皿のまわりには蝶々が舞っていてまさに春の高原の風景。
こういう自然に回帰した感じがこのレストランの好きなところ。

春の大地
そして、春の大地は小さい野菜のフリットとかが添えられているもの。今年の白アスパラを食べ納めしてきた感じがする。
この料理もまたしみじみと美味しい。ひとつひとつの量は少なくて、次々出てくるのだけど、メニューがすすむのが楽しいようなちょっと寂しいような複雑な気持ちになる。

ホタルイカと小玉ねぎ
つづいてはホタルイカと小玉ねぎの料理。出汁がきいていてこれもまた美味しい。もっと沢山食べたい!って気持ちになるのだが、たぶんこのくらいの量を食べるのがいいのだろうなって思う。
和風の味なのだけど、和風っていう枠を越えた感覚があって、これは食べてみないとわからない面白さがある。

桜海老 ウド 海藻をつくっている

桜海老 ウド 海藻

ドリンクはグレープフルーツジュースにバジルの香り付けをしたもの
そしてリゾットっぽいもの「桜海老 ウド 海藻」というそのままの料理名。桜海老の食感はえびせんみたいなのかと思ったら、全然違っていてふっくらとした感じでこれは美味しい。海藻がはいったリゾットの風味もまた優しい味わいで日本を感じさせるものだった。

燻製の準備

ヤマメ 芹 ホワイトアスパラ

ヤマメ 芹 ホワイトアスパラ
燻製ものは「ヤマメ 芹 ホワイトアスパラ」のセット。ヤマメをソテーした切り身が美味しくて楽しい。瞬間的に燻製に閉じ込めた料理という目先の面白さがあるのだが、それ以上に素材の味を感じるものだと思う。

メイン料理

ホロホロ鳥 クレソン
メインはホロホロ鳥をクレソンのソースでいただく。ホロホロ鶏は一羽を焼き上げて、それをみんなで分け合う料理。
この一羽を分け合うっていう感覚が素敵。一羽丸ごとあるので、各部位が少しずつわけられていて、色んな肉が楽しめるのもまたよい。クレソンのソースは新しい感覚がある味で鶏肉によくあうものだった。

春の大地 II

芽吹いている
ここからはデザート。ふたたび春の大地が出てくる。そう、このレストランのデザートは彩りがあってどれも美味しいんだよなあ。
春の大地は土の中から芽吹く緑がみえていて、まさに春を感じさせるものだった。添えられているアイスクリームもまた美味しい。

パチパチオレンジ、オリーブオイルグミ、和紙、よもぎ

パチパチオレンジ、オリーブオイルグミ、和紙、よもぎ
最後のデザートは、おもちゃ箱みたいな缶に入って出てくる。このなかで、もっとも驚いたのは和紙というデザート。綿菓子を紙のように作り上げて、なかにエルダーフラワーの押し花をいれるというもの。
見た目にはおしゃれなメモ用紙のようだが、これが食べるとエルダーフラワーの香りが口にひろがる幸せなものなのです。なんて乙女な料理なのだろうって思うのだが、こういうのって男性だからこそのものなのだろうな。ここのデザートは本当に幸せなものだと思う。
次の予約をいれようとしたら、夏はすでに満席だということ。今年もまた夏は行けないのか・・と思いつつ秋の予約をいれてきた。
セララバアド
住所;東京都渋谷区上原2-8-11 TWIZA上原 1F
時間:18:30オープン、19:00スタート厳守
休み:不定休(予約必須)











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