大地の芸術祭 2015 – 松之山エリア編
大地の芸術祭では最後に見てまわったところ。このエリアは僕のなかでは新しい作品ではあまり見たいと思ったものがなく、いままでみてきたものをもう一度見られればくらいの印象だった。
このエリアには大地の芸術祭の象徴的な作品であるクリスチャン・ボルタンスキーの「最後の教室」があるのだが、すでに何度もみていて、大地の芸術祭にあわせることもないかなというところ。なので今回は、やはりこれもまた有名な塩田千春の「家の記憶」という作品をみてきた。
黒い毛糸が廃屋のなかを縦横無尽に張り巡らせてあり、いまの奥には置物がある光景は、はじめてみたときは怖さすら感じる。
でも、この作品でつかわれている毛糸は地元の人たちから集めた「いらないけれど捨てられない」ものを編み込んでいたり、ちょっとした置物にもこの地域の人の思いがあったりすることを知ると「家の記憶」という作品のタイトルの意味も実感できるし、あたたかみのようなものを感じたりする。ものの見え方ってちょっとした視点の違いでこうも変わるのかと。


この作品も何度も観に来ているのだけど、やはり人が住んでいない廃屋はちょっとずつ寂れて傷んできているなと感じる。
いつかこの記憶が形としてはなくなるときが来るのだろうなと思うと、それまでにまた何度か来てみて僕の記憶に残しておこうかなって思える作品。
こういうのがあるから、アートフェスって楽しいし思い出に残るものになる。
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015
2015-11-26 by
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