市原湖畔美術館にて「ロマネコンティ・ピクニック」の特別展をみたあと、美味しいということはどういうことなんだろうって思っていたら、すっかりお腹が空いてしまった。外は完璧なくらい、初夏の休日の青空と湖畔の風景。
空腹を抱えたまま、地図をながめてみる。美術館から出て左手側に髙滝湖の湖畔を望むように、コンテナみたいな形をした小さなカフェみたいな建物があり、行ってみたらどうやらイタリア料理のお店みたい。
なかに入ってみて驚いた。まさかこんなに小さなカフェで本格的な薪焼きのピザ窯があるなんて。都内のイタリアンならばよく見る光景だけど、この千葉の片田舎の美術館に併設されたところで出会うとは。
メニューとしてはピザを外すことはできない。夷隅の「よじゅえもん」のモッツァレラチーズを使ってつくられていて、トッピングも千葉の食材を使っている。
定番のピザのほか、季節のピザもあって色々悩んだのだけど、マルゲリータと季節のピザでタケノコが使われたものを頼んでみた。
セットメニューとしてドリンクをつけることもできるのだけどこれもまた地元の食材を使ったものがある。頼んでみたのは地元の生姜をつかったジンジャーエール。爽やかな辛みが抜群に料理にあう。
ピザについても、これはもう「よじゅえもん」のモッツァレラチーズの勝利。濃厚さがもう違う。びっくりするくらい目が覚めるような美味しさ。
このチーズが活きているのはマルゲリータよりも、もうひとつの季節のピザだった。
さくっと薄いピザ生地、濃厚なチーズ、歯ごたえのあるタケノコ。ジューシーでほんのり薪の風味も感じて「美味しさってこういうことなんだ!」と実感できる幸福感。いっちゃなんだけど、こんなところでこんなに本格的で美味しいものを食べることができるなんて。完璧な休日のランチなんじゃないかと思ったりする。
市原の山あいまで来たときには、ちょっと寄り道して立ち寄ってでも食べに来てみるのがおすすめのイタリアン。
Pizzeria E Bar BOSSO – 市原店
住所:千葉県市原市 不入75−1
時間:11:00 – 20:00
休み:月曜日
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