今回の阿蘇旅では温泉旅館に泊まってみた。行ってみたのは地獄温泉の清風荘。なんだかすごい温泉の名前なんだけど、鬼のキャラクターがかわいくて、のんびりした温泉旅館だった。
地獄温泉には清風荘だけがあって、1キロくらい離れたところにもう一つ温泉がある。相互に日帰り入浴のサービスをやっているみたいだが、僕は地獄温泉を堪能してしまったのでもう一つの方には行かなかった。
ここの特徴は、すずめの湯という露天風呂で混浴の白濁した温泉が有名。
ぽこぽこの泡が出てきているのがなんとも地獄感ある。
混浴ということだが、僕が入っているときに来た女性は80歳のおばあちゃんだけだった。それ以外の場合、宿泊客であれば20時くらいから1時間だけ女性専用の時間があるので、そこで落ち着いて入ることができる。
このすずめの湯は本当に気持ちがいい。露天風呂ということもあるのだけど、のんびりと阿蘇の風景を眺めながら入っているのは最高の気分。これはもう日本ならではの旅だよなって実感する。湯の質とかは語る言葉がないのだが、とにかく暖まって気持ちがいいです。石けんつかえないけれど、まあいいんじゃね?という感じ。
そして、もうひとつの特徴としては本館の部屋はふすまだけで鍵がついていないこと。
廊下に部屋が並んでいるのだけど、普通にふすまだけでしきられているだけなので、ちょっと不安に思うこともあるかもしれないが、まあ慣れちゃえばどうってことない感じする。
ちなみに、僕は角部屋に泊まったのだけど、普通の部屋だと隣の部屋との仕切りもふすまになっているみたい。これはちょっと気になるかも・・。
料理は少し離れた料理処でいただくのだけど、古い古民家のような作りで(本当に古いだけかもしれないが)、雰囲気あって楽しい。ここでは地元で採れた野菜や猪の鍋を食べることができる。
また、鹿肉を食べることもできるのだけど、これがまた絶品においしかった。逆に馬刺しはちょっとぺらぺらで残念感がある。これはあえて追加で頼まなくてもいいと思う。
そして、この宿の立地についてはクチコミなどをみているとすごい山奥にあるような感じだったが、思ったほどでもなかった。普段から車を運転しているような人であればとくに困るような山道でもないと思う。狭い道路はほんの一部でそれ以外は普通の山道というところ。
色んな温泉があるけれど、古き良き日本の風情が残っていて、料理も美味しいということであれば、混浴だったり部屋の仕切りがふすまだったりということで人を選ぶかもしれないけれど、泊まってみる価値はあると思う。
【追記】2016年4月14日に発生した熊本阿蘇の地震により現在もまだ閉鎖中となっております。復旧に向けた活動を行っているみたいで、復旧したら泊まりに行きたいなと思っています。
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